BUMP OF CHICKENのライブで流れる短編アニメが話題!山崎貴監督ならではの完成度がスゴすぎる!
結成から20年、独自の世界観で絶大な支持を集めている日本のロックバンド“BUMP OF CHICKEN”。そんな彼らの初となるドキュメンタリー映画『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』(12月5日公開)が、2週間限定で公開される。圧巻のライブ映像もさることながら、そこで流れる短編アニメが映画ファンも楽しめると話題だ。
オープニングで流れる短編アニメのメガホンをとったのは、話題作『寄生獣』(11月29日公開)を控える山崎貴監督。彼はこれまでにも、BUMPのシングル「涙のふるさと」のPVや、ライブツアー“BUMP OF CHICKEN GOLD GLIDER TOUR 2012”のオープニング映像を制作。自身もBUMPの大ファンだと公言しているとあって、彼らとの相性はバッチリだ。
今回、アニメで描かれるのは、架空の街“WILLPOLIS”を探し求める少年の冒険。“BUMP OF CHICKEN GOLD GLIDER TOUR 2012”で流れた映像の世界観を踏襲し、そこに新たな物語を加えたような作品に。山崎監督のCGを使った高度な映像表現は壮大で、ファンタジックな世界へと一気に引きずり込んでいく。一風変わった生き物や建物が次々に登場するところも、観ていてワクワクさせられる。ライブのオープニング映像とは言えども、そのクオリティの高さは映画並みだ。
また、主人公の少年が“WILL”をキーワードに自分を探していくストーリーも秀逸。物語のなかに登場する言葉が、BUMPがこれまでに紡いできた曲の雰囲気を彷彿させるところも憎い。さらに、俳優の松坂桃李や杏が、主人公とヒロインの声を担当し、声の演技力を発揮している点も注目だ。BUMPファンならずとも、映画ファンなら楽しめる作品に仕上がっていることは間違いない。
このほかにも、写真家の蜷川実花や最先端のIT技術で数々のアート作品を手がけるアーティスト集団のチームラボが、本作の演出の一部を担当。蜷川もチームラボも、以前にBUMPのジャケット写真やPVの演出などで何度かタッグを組んでおり、BUMPにとってはお馴染みの面々だ。山崎監督を含めたトップクリエイターたちの才能が結集したBUMPのステージ、このチャンスにしっかり堪能してほしい。【トライワークス】