染谷将太が“ミギーロス”を告白!「ミギーグッズを買い占めている」
累計1300万部を誇る岩明均の同名コミックを実写映画化した『寄生獣』の初日舞台挨拶が11月29日にTOHOシネマズスカラ座で開催され、染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、余貴美子、山崎貴監督が登壇。主演の染谷が「ミギーのグッズを買い占めている」と“ミギーロス”の心境を明かした。
本作は、謎の寄生生物“ミギー”を右手に宿してしまった少年・新一(染谷)の数奇な運命を二部作として描く前編。CGで作られるミギーの存在をあるものとして演じるという難役を演じきった染谷だが、「見えないミギーさんとの撮影」と振り返り、「孤独と戦いながら演じた」と苦労を告白。撮影が終わった時は、「右腕が軽くなったと感じた」そうで、「ミギーが本当にかわいいくて。ミギーロスになって、グッズとか出ているんですが、おもちゃを買い占めちゃって。ネットとか見ていると大人買いセットとかもあるんです。それも買っちゃって。主演なんだから、もらえよってことなんですが」とミギーへの愛情たっぷりに語っていた。
偉大な原作に向き合った山崎監督は「遠足の前の日のような状態になって、昨夜はあまり眠れなかった。ついにここにたどり着いた。感無量」と初日を迎えた感想を吐露。完結編(2015年4月25日公開)も待ち望まれるなか、山崎監督が「まだCGが何も出来ていない。ドキドキしています」と話すと登壇者陣も驚きの表情。寄生生物の顔が割れるシーンも見どころだが、寄生生物を演じた深津は「(完結編では)さらに顔が割れて、さらに怖くなっていると思います」と自身の演じた役柄の仕上がりを楽しみにしている様子。
登壇者の中では唯一、寄生生物ではない役柄を演じた橋本は「私も顔が割れてみたかった。特典映像とかでお願いします」とニッコリ。完結編では染谷とのラブシーンにも挑戦したが「新一くんを大事に思う」ことを大切に演じたとか。キャスト陣も完結編へ大きな期待を寄せていたが、山崎監督は「前編とは違う顔の割れ方をしたい」「もっとすごいことになる」と意欲を明かしながらも、各所から浴びせられるプレッシャーに「大変だな」と苦笑いを見せていた。【取材・文/成田おり枝】