相葉雅紀が「ミラクルは起きるものじゃなくて、気付くもの」と恋愛観を語る!

インタビュー

相葉雅紀が「ミラクルは起きるものじゃなくて、気付くもの」と恋愛観を語る!

男女4人それぞれの“片想い”を描いた心温まるラブ・ストーリー『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(公開中)。本作で、漫画家を目指す書店員の光を好演した相葉雅紀。これが映画単独初主演となる彼は、完成した映画を見て「何より、あんな恋がしてみたいと思った」と、恋への憧れも覗かせる。

本作を手掛けた犬童一心監督とは、『黄色い涙』(07)以来のタッグとなった相葉。以前から相葉をメインに映画を撮りたかったという監督は、光役は相葉にぴったりだと話していたそう。そんな監督との久々の撮影となった相葉は「シーンひとつひとつの説明、こういう方向でいきたいということを話し合ってから撮影に臨みました。現場では、リアクションを色々なパターンで撮ってくれたりと、贅沢に時間を使って演出してもらえたのは楽しかった」と、監督との相性はバッチリだった様子。

光を演じるうえで、「余計なことを考えないで目の前で起きていることに精一杯な青年、ということを意識しました。僕自身も共演者の方々の演技に対して、自然と反応していくことができましたね」と、受け身の演技に徹した相葉。お人好し過ぎる光というキャラクターについては、「彼は向上心があまりなくて、直面したハードルを『超える』のではなく『くぐってきた』ような人。フワフワと生きてきたから、幼なじみの杏奈(榮倉奈々)には“わたあめ男子”って言われちゃったり…。でも、彼はとても素直なので、僕は好きですね」と、自身もこの役柄を気に入っているようだ。

また、杏奈役の榮倉奈々、ソヨン役のハン・ヒョジュといった女性ヒロインとの撮影はもちろんのこと、光の同級生の北山一路を演じた生田斗真との共演も印象深かったと話す。「ジャニーズJr.の時から一緒に踊っていたのですが、なかなか一緒に仕事する機会がなくて…17年ぶりの共演はとても嬉しかったです。シーン自体は少なかったのですが、撮影の空き時間に当時の話をしていたので、これまで空いていた時間が埋まった気がしています」と、生田との久々の競演を楽しんだよう。心に残る彼とのシーンを聞いてみると…。「神戸で撮影したイルミネーションのシーンかな。あの日はものすごく寒くて(笑)、そういう意味でも思い出深い場面になりました」。

また、相葉が本作の魅力として「デビクロくんのアニメーションの部分がとてもよく出来ていて、今まで見たことのないような映画」と語っていたように、光のブラックな気持ちを代弁してくれる“デビクロくん”の存在がポイント! そんなデビクロくんが引き金となって、4人にもたらされる奇跡の数々。相葉は、「ミラクルは起きるものじゃなくて、気付くもの。気付いた先にミラクルがある」というメッセージを感じ取ったという。光にまつわる“ミラクル”の結果と共に、彼の等身大の“初主演ぶり”にぜひ注目してほしい。【トライワークス】

関連作品