オスカー主演男優賞の最有力候補エディ・レッドメイン、プレッシャーで9か月眠れず
オスカーの呼び声も高い『博士と彼女のセオリー』(2015年3月日本公開)で、実存するイギリスの理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じているエディ・レッドメインが、プレッシャーのあまり約9か月間不眠状態が続いていたことを明らかにした。
偉人がテーマの映画は多いが、エディが演じたホーキング博士は、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、声を失ったものの72歳となった今も健在だ。
「役作りのためにホーキング博士に会ったんだけど、彼は一度だって『僕を演じてくれて嬉しいよ。君なら大丈夫だ』とは言ってくれなかった。だから約9か月間、『彼は僕の演じる自身を気に入ってくれるだろうか?』と考え続けていて、よく眠れなかった」
「でもジェームズ・ハーシュ監督に映画の感想として『まるで、当時の自分を見ているようだった』というメッセージを贈ってくれたんだ。今までで最高の感想で、役者を引退してもいいと思ったくらいだ」と、タイム・アウト誌のインタビューで語っている。
渾身の演技によりエディは同作で各賞の主演男優賞にノミネートされており、ハリウッド・フィルム・アワードのブレイクアウト男優賞を受賞。アカデミー賞でも『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2015年4月日本公開)のマイケル・キートンとの一騎打ちが予想されている。
また私生活では、ハンナ・バグショーと結婚したばかり。公私ともに絶好調だ。【NY在住/JUNKO】
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