永瀬正敏、サプライズゲストに熱いハグ
永瀬正敏主演で、台湾で大ヒットした映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』の初日舞台挨拶が、1月24日に新宿バルト9で開催。永瀬、坂井真紀、大倉裕真、山室光太朗、飯田のえる、青木健、主題歌を歌ったRakeと中孝介が登壇した。
サプライズでマー・ジーシアン監督と、台湾人キャストのチェン・ビンホンも登場し、永瀬たちは感激。永瀬は「泣いてないです」と、涙するのを必死にこらえた。
永瀬は「驚きました。(監督の来場を)本当に全く知らなかった」と言い、監督とハグ。台湾の弱小チームが、台湾代表として甲子園を目指す感動の実話を映画化した本作。「ちょうど今年、全国の高校野球が100年を迎えます。84年前、実際にいろんな民族で頑張ったこの映画を、今年公開できて感慨深いものがあります。 台湾のみなさんにも感謝しています」と、永瀬は語った。
マー・ジーシアン監督も笑顔で、力強く映画をアピール。「いつも思いますが、我々人間は常に未来を見ようとするけど、実は過去から力をもらえるし、学ぶことができる。これは台湾の歴史の一部でもあり、日本の歴史の一部でもあります。ぜひ過去から学び、力をもらってください」。
坂井は現場で「永瀬さんたちや監督の映画への愛を強く感じた」と興奮しながらコメント。また、監督たちが登場してのサプライズ演出に大粒の涙を流した。「この映画は本当に魅力的な映画だと強く思います。見るとたくさんのエネルギーをもらえる映画だと思います。たくさんの人に見てもらいたい」と熱く訴えかけた。
『KANO 1931海の向こうの甲子園』は、2014 年に台湾で公開され、空前の大ヒットを記録。台湾映画史上初のアンコール上映が開催されるなど、社会現象を起こした話題作。日本での凱旋上映が本日より始まった。【取材・文/山崎伸子】