体調不良のジョニデ、婚約者とレッドカーペットに登場
アクション・アドベンチャー『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(2月6日公開)のジャパンプレミアが1月27日に丸の内ビルディングで開催され、1年6か月ぶり、11度目の来日を果たしたジョニー・デップが登場。婚約中で、23歳年下の女優アンバー・ハードを伴ってレッドカーペットを闊歩し、「また日本に戻って来られて、とてもうれしい」と喜びを語った。
この日の正午から都内ホテルで予定されていた記者会見は、体調不良のため欠席したジョニーだが、夜開催のジャパンプレミアには笑顔で登場。元気な姿を見せたものの、時折、足元がふらつく場面も見受けられた。開始予定から55分遅れてのスタートとなり、ジョニーが現れると会場に集まった約1500人のファンから大歓声。ジョニーは、サインや写真撮影など気さくにその声に応えた。ジョニーと手をつないで仲の良い様子を見せたアンバーは、背中からウエストまで大胆に開いたワインレッドのドレス姿で会場を魅了。「アンバー!」と声がかかると輝くようなスマイルを見せていた。
本作は、ジョニー扮する怪しいちょびヒゲの美術商チャーリー・モルデカイが、伝説の財宝を求めて世界中を股にかけて大冒険する物語。ジョニーは「友達からこの映画の原作小説をもらったんだ。本を読んで声を出して笑ったのは、人生で初めてだよ」とニッコリ。「いい映画になる」と感じたが、映画製作までには8年の年月を要したとか。
待ちわびた作品だっただけに、「撮影中、こんなに笑ったことはない」と充実の撮影となった様子。演じたモルデカイについては、「とっても魅力的で面白いキャラクターさ。その日暮らしで、まるでスライムのような人物」と分析し、「自分ではそれほどおかしいと気が付いていないところが、おかしいんだ。ハリウッドにも数人、そういう人がいるよ」とお茶目なコメントで会場を笑わせていた。【取材・文/成田おり枝】