トム・クルーズが体重130kgの麻薬密売人を演じる?
トム・クルーズが体重約130kgの麻薬の密売人役を演じる可能性がでてきたとニューヨーク・デイリー・ニュースが伝えている。
同紙のサイトによれば、トムは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)のダグ・リーマン監督と再タッグを組み、コロンビアの犯罪組織のために米国に麻薬を密輸していた元パイロット、アドラー・B・シールの伝記映画『Mena(原題)』を撮る企画を進めているという。
アドラー・B・シールは1976年から1984年まで南米から米国に麻薬を密輸し続け、体重が約130kgあったというその体格から別名“ファット・マン”と呼ばれていたそうだ。1984年に逮捕されたが投獄を免れるためにCIAの捜査に協力するようになり、1986年にコロンビアの犯罪組織が雇った殺し屋に殺害された。
リーマン監督はロンドンでトムに会い、このプロジェクトについて話し合うことになっているそうで、脚本はゲイリー・スピネッリが手掛けている。
トムが“ファット・マン”の役を演じることになれば、ベン・スティラー監督のコメディ『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』(08)に出演した時のように太って見えるスーツを着用するわけにはいかないだろうから、かなり激しい増量が必要になるだろう。
体重を大幅に増減させることがアカデミー賞を受賞する一番の近道ともいわれているが、いよいよトムも勝負に出るつもりなのかもしれない。【UK在住/ブレイディみかこ】
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