八木竜一監督が3DCGのドラえもん制作裏話を語る!
現在開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015。2月21日に「京楽ピクチャーズPresents VFX-JAPANイベント『STAND BY ME ドラえもん』メイキングセミナー」が行われ、八木竜一監督が本作を解説した。
本作は原作「ドラえもん」の数々の名エピソードを構成してつくられているが、「(監督・脚本を務めた)山崎貴は『ALWAYS 三丁目の夕日』でもそうでしたが、原作の短篇の中からエピソードを抜いて、1本につなげるのが天才的にうまいんです」という。
キャラクターのデザインについては、「フル3DCGで、ドラえもんの形作りには結構な時間がかかりました。足の短さ、手の短さをCGにするのは難しいぞと。伸ばすのをある程度想定しながら作り込んでいったんですが、単純に伸ばすと今度は違う所がへこんでしまったり…一つ一つのパーツを確認しながら制作していきました」
「口の中にスピーカーが入っていたり、そういったリアルなディテールの設定も考えてみたりしたんですが、それはNGが出てしまい(笑)。結局ネジのない状態で最終形ができあがりました」とスライドを見せながら秘話を語った。
会場には多くのファンが詰め掛け、貴重な制作秘話を熱心に聞き入った。また、期待の続編について質問されると、「本当に多くの人が関わっているので、こればかりは僕たちの『作りたい!』という意思だけではどうにもならないですね。でもやりたいという気持ちはあります」と語った。【Movie Walker】
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