玉木宏が映画『MWムウ』でなぜか『相棒』をアピール!?
玉木宏が、手塚治虫の禁断のコミックの映画化作品『MWムウ』(7月4日公開)で初の悪役にトライ! 今まで見たことがない彼の“ダークヒーロー”ぶりが非常に新鮮な本作の完成披露舞台挨拶が4月28日に行われ、玉木本人と、共演の山田孝之、石橋凌、山本裕典、山下リオが登壇した。
結城美智雄という初の悪役をオファーされたのは今から5年くらい前だったという玉木。「その当時はいい役ばかりをやってたので、原作を読んでぜひやりたいと思いました。でも、すごくスケールの大きい作品なので、こんなに時間がかかってしまいました」と話す。役作りのため食事制限をして7kgを減量させたという姿勢からも、なんとも本作に対する気合いを感じさせる。
『MWムウ』は、結城が全世界の滅亡を目論むという壮大なストーリー。そこで、舞台挨拶では全員に「世界を変えるために必要なものは何?」というお題が与えられ、それぞれがボードに書いて見せてくれた。
山下リオは「変えようとする心」、山本裕典は「癒し」、石橋凌はミュージシャンならではの「イマジン<ジョン・レノン>」と書かれたボードを披露。
注目は、山田孝之のボード。そこには「むり」という平仮名とイラストが……。「世界を変えるだなんてだいそれたこと、僕にはできませんので“むり”と書かせてもらいました」と言うと会場は大爆笑。
続いて玉木宏は「相棒」と書かれたボードを掲げた。え!? 何それ?? 玉木いわく「人はひとりでは世界を変えられない。でも相棒がいたら変えられる気がするので“相棒”と。違う映画の宣伝ではないですよ(笑)」 さすがは主演スター、ちゃんと落としどころを考えてあったのね。
最後に玉木は「手塚治虫さんの生誕80周年という意味のある年に公開できてうれしいですね。スクリーンで観てほしい映画です」と力強く語った。
派手なカーチェイスや、タイの軍隊が参加したアクションシーンなども話題の『MWムウ』。日本映画のスケールを超える大作と呼び声の高い映画は、ぜひ大きなスクリーンでどうぞ。【MovieWalker/山崎伸子】