映画ニュース 2015/3/11 12:00

天才詐欺師にダマされずにストーリーを読み解ける？

ハリウッドのトップスター、ウィル・スミスが、超一流の天才詐欺師を演じる『フォーカス』(3月28日公開)。本作は、視点(フォーカス)を操ることで相手を手玉にとる詐欺師集団を描くエンタテインメント作品。全米初登場No.1をも“盗んだ”本作の予告編が到着した。

本予告編には、設定など、様々なトリックが巧妙に仕組まれているという。映像の最後はウィル・スミス演じる天才詐欺師ニッキーが殴られながら「瞬きしてたら、騙される」と言い、ボロボロになった彼は「作戦成功」とつぶやく。全てを覆すような意味深な言葉で締めくくられている予告編に思わず引き込まれてしまう。

さらなる注目ポイントは、ニッキーの着ている服の色。本作では専門家の話をもとに、色の心理学が導入されており、「誰かに信用されたい場合(誰かを騙したい場合)」は“青”を見せる、というトリックが仕掛けられている。

青は水・空など決して変わらないものを象徴しており“信頼”へと繋がることがわかっている。予告編を見てみると、各場面でニッキーの衣装には青が取り入れていることを確認できる。ニッキーは相手を騙そう、もしくは相手に信用されたいと思っているのか？シャツの色から読みとることができるかもしれない。

ウィルは自身の役について、「この映画の面白いところの一つは、ニッキーが悪人か、善人か、観客は映画の終わりに近づいても確信できないということ。その答えが最後の最後でやっとわかると思うよ」と、映画に込められたトリックを1つ明かしている。

彼の言葉通りラストには観客の視点(フォーカス)をも欺く、究極のドンデン返しが待っているという本作。騙すか、騙されるか、2択しかない世界で最後に笑うのは誰なのか？【Movie Walker】

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