舞台上で欲情!?パンイチ姿のE・ノートンが強烈!

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舞台上で欲情!?パンイチ姿のE・ノートンが強烈!

本年度のアカデミー賞で作品賞をはじめとする4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(4月10日公開)。

全編ワンカットで撮られたかのような流れる映像や、それに合わせた役者たちのズレのない演技が話題となっている。なかでも、エドワード・ノートンの弾けっぷりは爽快!

彼が演じるのは、舞台を降板したキャストの代役を務める実力派俳優のマイク。批評家からの評価が高く、客からの人気もあるなど、役者としては天才的。しかし、人としては最低ランクのトラブルメーカーで、舞台裏のみならず、芝居も荒らしていく。

舞台裏では、主人公のリーガン(マイケル・キートン)が書いた脚本にダメだししたり、高額なギャラを要求したりと、俳優ならではのお騒がせは当たり前。自分に自信がありナルシストな性格のせいか、基本的に全裸というこだわりも。

また、マイクの自由奔放さは舞台上でも健在で、自身の恋人で女優のレズリー(ナオミ・ワッツ)とのベッドシーンでは「セックスしたくなった」と突然、欲情!

彼女はそんなマイクに怒り、嫌がるも、本気のマイクはおかまいなし。観客にもそれがバレ、大きな笑いを生むが、共演者たちは常にヒヤヒヤさせられている。

さらにマイクは、リーガンの娘サム(エマ・ストーン)にも接近し、良い雰囲気になっていく。その一方で、心には闇や葛藤を抱えており、それをサムに打ち明けている姿も印象的。スキャンダラスな面と人間臭い面を演じ分けるノートンの巧みな演技は、さすがといったところだ。

主演級の俳優を喰う演技力を持つとされ、舞台俳優としても活躍するノートン。本作では彼のほかにも、『バットマン』シリーズでヒーローを演じたキートンや、下積み時代が長かったワッツも、自身の俳優人生と微妙にリンクしている。

ノートンの暴れっぷりももちろんだが、シャレの効いたキャスティングも楽しんでほしい。【トライワークス】

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