YouTubeが東映とのパートナーシップを開始!
4月7日、YouTubeがYouTube Space Tokyoで記者会見を開催。そこでYouTubeと映画会社・東映がパートナーシップを結ぶことが発表され、日本国内のYouTubeクリエイターを支援する新プログラム「YouTube Space 時代劇 with 東映太秦映画村」が開始されることが明らかになった。
会見では、まずグーグル株式会社YouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏が挨拶。「これは非常に重要なプログラム。時代劇は、日本にとって重要なコンテンツのフォーマットです。この時代劇を世界に向けて、多くの人々に発信する役割を果たしていきたい」と抱負を語った。
続いて、東映京都撮影所所長の竹村寧人氏が登壇。「東映は開設当初から時代劇が得意だった。最盛期は週1本の映画、その後はテレビドラマとして多数の時代劇を世に送り出してきました」と東映時代劇の強みを解説した上で、今回のプロジェクトについて次のようにコメントした。
「現在、映画やドラマの時代劇が減少している。世界中の方が時代劇の魅力を発見する機会として、このプロジェクトに期待しています。若手のクリエイターと時代劇の職人が接することで、新しい形の時代劇ができるのではないか」。
このプログラムでは、さまざまな時代劇の技術が学べるワークショップや各種の交流会、YouTube Space Tokyoのスタジオ内に作られた時代劇のセットによって、クリエイターへの支援を実現させていくという。
すでにセットでの撮影することが決定している人気YouTubeクリエイターのくまみき、コバソロ、佐々木あさひ、はじめしゃちょー、そしてこのプロジェクトにアドバイザーとして関わっている映画監督の李闘士男も会見に顔を見せた。
なお、今回新設されたセットやワークショップは5月末までを予定している。どんな形の“新時代劇”が生まれるのか、期待してほしい。【取材・文/トライワークス】