可憐すぎ!エマ・ストーンのアンティークの衣装に注目
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのヒロイン役で大ブレイクし、その後もキャリアは絶好調のエマ・ストーン。
大きな瞳と愛嬌たっぷりのファニーフェイスで人気の彼女だが、ウディ・アレン監督作『マジック・イン・ムーンライト』(4月11日公開)で、1920年代のアンティークの衣装を着こなすエマの愛らしさはスペシャル級!
本作は、1920年代の南フランスを舞台に、悲観主義者のイギリス人マジシャン(コリン・ファース)と、抜群な的中力を誇るアメリカ人女占い師(エマ・ストーン)の恋の行方を描くロマンティックコメディだ。
エマが演じる、とても楽天的で朗らかなソフィの魅力を最大限に引き出しているのが、ウディ・アレン監督と4度目のタッグを組んだソニア・グランデが手掛けた衣装の数々。
ほとんどが20年代当時のオリジナルで、ソニア率いる衣装チームが、パリ、ロンドン、マドリッド、ローマ、トロント、ロサンゼルスと、世界中を探し回って揃えたものだという。また、シーンによって求められるような衣装がなかった場合も、オリジナルの生地や端切れなどを使って仕立て上げたそうだ。
赤いセーラーカラーのノースリーブから、パステルカラーのフェミニンなワンピース、艶やかなパーティ衣装やヘッドドレス、花をあしらったハットなどは、見ているだけでうっとりしてしまう。それを見事に着こなして、自分のものにしているエマもさすがである!
また、もう1本、エマが本年度アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も4月10日に公開となった。こちらのエマは、がらりと違って、エッジのきいたカジュアルなファッションを着用している。
監督は『バベル』(06)のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。本作は本年度アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞に輝いた話題作なのだ。
全くタイプの違う2つの作品で、それぞれにエマが光っている。ぜひ、両方とも劇場でチェックしていただきたい!【文/山崎伸子】