阿部サダヲ、出演証明のため『寄生獣』イベント初参戦

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阿部サダヲ、出演証明のため『寄生獣』イベント初参戦

累計1500万部を突破する伝説的コミックを二部作で実写映画化する『寄生獣 完結編』(4月25日公開)の完成披露試写会が4月13日に東京ドームシティホールで開催された。

染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、新井浩文、ピエール瀧、山崎貴監督が登壇。染谷が、『寄生獣』のイベントへは初参加となった阿部と絶妙な掛け合いを見せて会場を沸かせた。

右手に寄生生物ミギーを宿す高校生・新一の数奇な運命を描く本作。『完結編』では、新一と相棒・ミギーがパラサイトたちとの壮絶なバトルを繰り広げる。

パフォーマンスキャプチャーにより、声だけでなく動きも合わせてミギー役を演じた阿部は「前編を映画館に見に行ったら、エンドロールで3番目くらいに阿部サダヲという名前が出て。後ろにいたお客さんが『出てた?』と言ってた」と肩を落としながら述懐。

「イベントも参加しないとそういうことになっちゃうんで」と話し、会場を笑わせていた。

観客の前で新一役の染谷とミギー役の阿部がそろって初登場したこの日。染谷は「久しぶりですね、ミギー」と語りかけると、阿部は「久しぶりです」と地声でポツリ。

山崎監督から「ミギーの声になっていない」と突っ込まれて、「新一!すごいな!キャーキャー言っているから、誰か襲われているのかと思ったぞ!」と慌ててミギーになりきっていた。

豪華キャスト陣の共演も話題だが、山崎監督は「ガチンコで勝負しなければいけない人たちばかり。大変でしたが、楽しい時間でした」と充実の表情。ワイヤーアクションにも挑戦したのが橋本で、「高いところが大好きなので、すごく楽しかったです。バカみたいですよね」とあっけらかんと語り、会場も大爆笑。

続けて「ワイヤーアクションをたくさんやっていけたらいいな」と意欲を見せると、山崎監督も「キャッキャ言いながらやっていた。ワイヤーアクションが出てくる作品があったら、まずはオファーしてみようかな」と乗り気だった。

いよいよ『完結編』が公開となるが、染谷は「本当に本当に、本当にすごいことになっています」と自信を見せ、「映画の中の言葉や人物の表情、出来事から深い深い何かを得ることができると思います」とコメント。

偉大な原作に挑んだ山崎監督も「強大な敵をやっとねじ伏せることができました」と胸を張っていた。【取材・文/成田おり枝】

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