吹石一恵のラブリー衣装に田中麗奈が「萌え〜!」
浅田次郎の同名小説を水谷豊主演で映画した『王妃の館』の初日舞台挨拶が4月25日に丸の内TOEIで開催され、水谷をはじめ、田中麗奈、吹石一恵、尾上寛之、青木崇高、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石丸幹二、橋本一監督が登壇。
原作者の浅田とともに完成作を見たという水谷は、「とても心の広い方」と浅田の印象を吐露した。
「自分のつくった原作というのは子どものようなもの。変えてもらっては困るというのが本音だと思うんです」と口火を切り、「でも浅田先生は、原作は原作、映画は映画。ご自由にお作りください』とおっしゃてくださった」と感謝しきり。
「浅田さんの魂、これだけはお守りしますと言って撮影に入りました」と映画に込めた思いを語った。
吹石は、この日は左右のウエスト部分がざっくりと開いたセクシーなドレスで登場。劇中ではワケありのOL・香役を演じており、「(香は)衣装からして、ラブリーな感じの女性。普段の私とはかけ離れているので、衣装合わせの段階から不安だった」と、女子度の高い役柄に不安もあったそう。
続けて「現場では田中さんに、いつも『大丈夫だよ!一恵ちゃん似合っているよ!』と声をかけていただきました。田中さん、ありがとう」と田中にお礼を言うと、田中も大爆笑。
田中は「もう、『萌え〜!』ってなっちゃって。普段はかっこいいイメージなのに、今回は全身ピンクを着ている吹石さんに萌え萌えしちゃって。かわいい!って」と新鮮な吹石の姿にぞっこんだった。
本作は、パリの一流ホテルを舞台に、個性派ぞろいのツアー客たちが巻き起こすウィットに富んだ豊かな人間模様が錯綜する物語。主人公が登場人物たちを幸せに導いていくストーリーにちなみ、「最近感じた幸せ」を聞かれると、水谷は「今でしょう!」と晴れやかな笑顔。
満席の会場から拍手を受けると、「また幸せになりました」とうれしそうに話していた。最後には全員でトリコロールカラーのテープカットをし、華々しく初日の幕が開いた。【取材・文/成田おり枝】