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押井監督、ディレクターズカット版に「自信あります」

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押井監督、ディレクターズカット版に「自信あります」

実写版プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の大ヒット御礼舞台挨拶が5月9日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、筧利夫、真野恵里菜、押井守監督が登壇。未公開カットを加えたディレクターズ・カット版の公開決定が発表された。

司会から「監督から重大発表がある」と促された押井監督。「実はこのたび引退することになりまして」と口火を切り、「というのは全く嘘で、体が動くうちは映画をつくります」と冗談を交えながら決意表明。「うすうすご存知の方もいると思いますが、ディレクターズ・カット版の公開が決まりました」と発表すると、会場からも大きな拍手があがった。

未公開カットを含む27分を追加した作品となり、押井監督は「ディレクターズ・カット版というと、世間ではろくでもないものだということになっている」とぶっちゃけながら、「今回に関しては、27分退屈な時間が増えるのではなくて、27分お得になっています。自信をもっております」とアピールした。

すでにディレクターズ・カット版を見たという筧は、「ファンは相当、納得すると思います」とコメント。「謎が深まるカットが入っている。あとは隊員の赤裸々な姿が映っています」と明かし、「まだまだお祭りは続きます!」と声高に宣言していた。

長いプロジェクトとなったが、本作に携わったことでの変化を聞かれた真野は「オンとオフのつけ方を学んだ」とにっこり。「隊員たちって、待機中はダラダラすることが多い。私は休みの日があると、仕事がしたいと思ってしまう方だったんですが、休むのも自分にとっていいんだろうなと思って。ゲームがもっと好きになりました」と演じた明と自身の姿を重ねていた。

押井監督は、「誰も何も言ってこない。何か言うと僕が怒ると思っているのか、誰からも何も言ってこない。たぶん気を遣っているんでしょうね」と公開後の周囲の反応について素直に語り、会場も大爆笑。

本作を経て起きた変化については「特にない」とこぼしつつ、「2つ歳をとったくらい。あとは昇段して、二段になりました」と空手の昇段について告白。真野が「さっき控え室で型をやってましたもんね」と明かすと、「そうそう」とうれしそうな笑顔を見せていた。

ディレクターズ・カット版は、10月10日(土)より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほかにて公開予定。【取材・文/成田おり枝】

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