よい子は見ちゃダメ!?あのネロとパトラッシュが豹変!
今年で放送40周年を迎える名作アニメ「フランダースの犬」。少年ネロと愛犬パトラッシュが天に召される最終回のシーンは、誰もが一度は目にしたことがあるだろう。その悲しすぎる結末に、涙した人も少なくないはずだ。
そんな悲劇の運命を辿ったネロ&パトラッシュが「地獄へ堕ち暗黒組織の手下となっていた」というまさかの設定で、映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』(5月23日公開)に登場。その豹変したビジュアルが、強烈すぎると話題になっている!
青い瞳にあどけない笑顔が印象的だったネロは、血走った目と吊り上がった眉で、まるで悪魔のような形相に。一方、パトラッシュは涎を垂らしながら牙をむき出しにし、今にも噛みついてきそうな迫力だ。本家「フランダースの犬」のような愛らしい面影は皆無。独特なシュールさが異彩なオーラを放っている。
劇中では、バカボンのパパの本名をどうしても聞き出したい暗黒組織が、刺客のネロとパトラッシュをバカボン一家に送り込んでくる…という突飛なストーリーが展開。「汚い人間たちの味方になってもいいことないじゃないか」「すみません、つい浣腸(緊張)して…」などなど、ネロの口からは、本家とギャップの大きなセリフ&ギャグが繰り出される!
そんな想定外のネロとパトラッシュを生み出したのが、監督&脚本を務めているFROGMANだ。ユルい笑いが人気のコメディアニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズの作者で、今回、赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」を初めて長編映画化。バカボン一家と「フランダースの犬」の型破りなコラボレーションが実現した。
悪の手先となったネロ&パトラッシュにいい意味で裏切られる衝撃作。日本を代表するアニメ2作品の化学反応は一見の価値あり!【トライワークス】
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