P・マッカートニー「孫のためにドラッグはやめた」
ポール・マッカートニーはもう長いこと大麻を吸っていないそうで、5人の子供と8人の孫を持つ祖父として、子供たちの良い手本となるためにきっぱりやめたと宣言している。最近では、大麻を吸うよりもワインやマルガリータを飲むほうが良くなったという。
「もうドラッグはやらない。なぜかって?子供たちや孫たちに悪い手本を示したくないからね。育児のために良くない。あの頃、僕はロンドンをうろついて楽しんでいる男だったし、子供たちはまだ小さかった。だから彼らが見ていないところで大麻を吸っていた。最後にやったのは、もうずっと前のことだよ」と英紙ミラーに話している。
ポールは60年代にボブ・ディランから大麻を教わったと言われており、以降、ドラッグ使用で様々のトラブルを起こして来た。1972年にはスウェーデンで大麻所持のために罰金を課され、1973年にはスコットランドの自分の所有地でマリファナを不法栽培していたとして起訴されている。また、1980年に日本でも大麻取締法違反で逮捕され、国外退去処分を受けたのは有名な話だ。
2002年に2人目の妻、ヘザー・ミルズと結婚した時には、彼女から「私かドラッグかどちらかを選んで」と詰め寄られ、一時的に大麻を止めたと伝えられていた。が、6年後に2人が離婚した際、ヘザーは「彼は他の人々が紅茶を飲むのと同じような頻度で大麻を吸っていた」と証言していた。
だが2011年に現在の妻ナンシー・シェベルと結婚してからはすっかり生活が落ち着いているようで、「もうやるだけやったから、(大麻は)たくさんだよ」とローリングストーン誌のインタビューでも語っていた。【UK在住/ブレイディみかこ】
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