新宿に宇宙船登場!『スター・トレック』のプレミア
気になる! 新生『スター・トレック』がいよいよ5月29日に日本上陸予定だ。仕掛けたのは、海外ドラマ「LOST」シリーズや『クローバーフィールド HAKAISHA』(08)などのクリエイターとして知られるJ.J.エイブラムス。5月12日に、新宿・歌舞伎町で本作のジャパンプレミアが開催され、豪華ゲスト陣がファンたちを沸かせた。
まずは、シネシティ広場でのオープニングセレモニーで、スモークがたかれる中『スター・トレック』の宇宙船惑星連邦軍戦艦・USSエンタープライズが降り立った! その後現われたのは、J.J.エイブラムス監督をはじめ、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、エリック・バナ、カール・アーバン、ジョン・チョウら。彼らはフォトセッション後、レッドカーペットでサイン攻めにあっていた。
また、プレミアのゲストとして、チャン・ツィイーをはじめ、X JAPANのTOSHIとHEATH、眞鍋かをり、吉川ひなの、オバマ大統領のモノマネで知られるデンジャラス、マジシャンのセロらが招かれ、会場は黄色い歓声に包まれた。
その後、新宿ミラノ1に移動し、舞台挨拶がスタート。まずはJ.J.が「僕の世界一いちばん大好きな都市が東京です。特に新宿は、“眠らない町”と聞きましたが、素晴らしい町に来れて幸せです」とリップサービス。迎えた新宿区長の中山弘子氏も「次回作はぜひ新宿を舞台に映画を撮ってください」とJ.J.に強くアピールした。
主人公・カーク役に抜擢されたのは、ポスト・ブラピと言われている注目株、クリス・パイン。彼は役作りについて「とにかくJ.J.から、新しいキャラクターを演じるようにと言われました」と語った。
その後、マッコイ役のカール・アーバンや、ネロ役のエリック・バナらが、片言の日本語で挨拶すると、会場から割れんばかりの拍手が! J.J.をはじめ、親日ムードたっぷりのコメントが好印象のジャパンプレミアとなった。
この『スター・トレック』は、若きカークを主人公にした本シリーズの“ビギニング”的作品というよりは、新しく構築した物語の映画という位置づけが面白い。さすがは、気鋭のフィルムメーカーJ.J.エイブラムス作品だけあって、スタイリッシュな映像と、ウェルメイドな人間ドラマは、かなり見応えがある。すでに全米では、過去に製作された同シリーズの10本の劇場版のいずれをも上回るオープニング興収7600万ドル超を記録。今から日本での公開も大いに楽しみだ。【MovieWalker/山崎伸子】