小池徹平がブラック会社で耐え抜くMっぷりを発揮!?
インターネットサイト・2ちゃんねるから生まれた実話を映画化した『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(2009年冬公開予定)が現在撮影中だ。
その実際に撮影されているスタジオにて、主演の小池徹平をはじめ、田辺誠一、マイコ、品川祐らキャストと監督が勢揃いし、製作現場記者会見が行われた。
公開された撮影セットには映画のタイトルにちなんで“限界撮影中”の看板が掲げられており、佐藤祐市監督は、「撮影ももう限界かもしれない状態(笑)。小池君が数々のイジメとか苦しい仕事っぷりに耐えて耐えて耐え抜いた後で、どういう結論を出すのかという映画。(小池本人は)本当は元気な男なんだけど、耐え抜いてもらってます(笑)」と語った。
「スーツを着る役どころが今までなかった」という小池徹平は、「自分にはサラリーマンっぽいイメージがないと思うので、子どもっぽく見えるのは良くないなーっと。あと先日、大声で叫ぶシーンを撮影したんですけど、喉を潰して声が出にくくなりました」と撮影中に味わった“限界”エピソードを披露。
テレビ・ドラマ「医龍」(06)で共演した時から小池をいじめる役をしてきたという池田鉄洋は、「もういじめるパターンはないかと思っていたけど、出てくるわ出てくるわ…。まあこんなにも、いじめ甲斐のある俳優さんなんだなあというくらい、小池君がMを発揮してくれています」と言って笑わせた。
「共演者でブラックだなあと思われる人はいますか?」という質問には、小池が「ないです!」と輝くばかりの笑顔でキッパリ否定。「話自体も主人公のマ男が成長していく姿を見ていて応援したくなるというか、熱いものが込み上げてくるステキな作品です」と、撮影現場の雰囲気の良さと共に映画の魅力をアピールした。
『シムソンズ』(06)や『キサラギ』(07)など勢いのある元気いっぱいの作風がウリの佐藤監督の最新作。完成が楽しみだ。【ライター/清水千佳】