佐藤浩市、木村拓哉との対峙シーンでアレルギーのピンチ
木村拓哉主演の人気ドラマの映画化第2弾『HERO』(7月18日公開)の完成報告会見が、7月5日に法務省で開催。木村、北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造、佐藤浩市、鈴木雅之監督が登壇。『HERO』のロケも行った法務省だが、映画のイベントが開催されたのは今回が初となり、木村は「御縁を感じています」と喜びを語った。
『HERO』の2本目の映画化について木村は「映画という形にしていただいたのは、非常に照れくさいです」と胸の内を明かした。
木村は14年間という時間の重みと、演じた検事・久利生公平の仕事に対するスタンスについて触れ、「いつもと何も変わらないことをやっているけど、映画という、表現のほんの少しの形の異なるものになりました」と語った。
佐藤浩市の参加について木村は「浩市さん演じる松葉さんがいてくれると、現場がぴしっと締まる。それは作品に反映されています」と感謝した。
佐藤は、今回の『HERO』組ではかなりプレッシャーを感じたようで「大変でした」と苦笑い。久利生と対峙するシーンでは、緊張しすぎてアレルギーで顔が腫れ上がってしまったそうで「顔が12回戦ボクシングで戦った後みたいな感じになっちゃって」と激白。その時、木村が大学病院を紹介し、無事に撮影ができたそうで、佐藤は「座長(木村)のおかげです」と礼を述べた。
北川は、木村と松たか子との共演に大興奮したと言う。「すごいです!初めて雨宮さんの扮装をされてる松さんと、木村さんが並んでらっしゃるのをみて、本物の『HERO』だなと思って。一気に中学時代にタイムスリップしたみたいな感じでうれしかったです」と笑顔で語った。
『HERO』の主人公は、木村演じる型破りな検事・久利生公平。北川景子をはじめとする「シーズン2」のレギュラーメンバーはそのままに、本作では『HERO』ファン待望の、松たか子扮する雨宮舞子が復活。佐藤浩市は、久利生の前に立ちはだかる外務官僚役を演じた。【取材・文/山崎伸子】