ホイットニー・ヒューストンの娘、22歳で死去
2012年2月11日にバスタブで不慮の溺死を遂げたホイットニー・ヒューストンとボビー・ブラウンの娘で、22歳のボビー・クリスティーナ・ブラウンが、26日に亡くなったことが分かった。ピープル誌などが一斉に報じた。
ホイットニーの家族が広報を通じて、「ボビー・クリスティーナ・ブラウンは、7月26日、家族に見守られながら息を引き取りました。神の腕の中で安らかな最期を迎えました。数か月にわたる、皆さんの素晴らしい愛とサポートに、心より感謝致します」との声明を発表した。
クリスティーナは、今年1月31日にジョージア州アトランタの自宅の浴槽で、母親と同じようにうつぶせのまま意識不明の状態で発見され、昏睡状態に陥っていた。米NBC Newsによると、3月には、生命維持装置を付けてジョージア州アトランタのエモリー大学病院で治療を受けていたが、長期治療を受けるため近くの医療施設に移された。
4月には、父親のボビーが、クリスティーナが目を覚ましたことを発表したが、脳に大きなダメージを受けていたことが明らかになっており、6月24日には、叔母のパット・ヒューストンが、「クリスティーナの容態は悪化し続けており、今日、クリスティーナは、ホスピスケアに移動しました。我々はみなさんのサポートと祈りに感謝します。彼女は今、神の手の中にあります」とUsウィークリー誌に明らかにしていた。
またブラウン家の家族はピープル誌に対し、「クリスティーナの体重は著しく減少し、骨と皮だけになっています。最高の治療を受けていますが、髪の毛も抜け落ちて筋肉もまったくなくなってしまいました。臓器の機能が停止してしまうことを恐れています」と、重篤な状態であることを告げていたという。
最近、ホイットニー家に近い関係者が、「クリスティーナの家族は、とにかくクリスティーナが安らかにその日を迎えられるようにすることに全力を注いでいます。彼女に通じているかはわかりませんが、いつも彼女のそばにいて、手を握りしめ、彼女に話しかけ、歌を歌い、彼女のために尽くしている」と、その日が来ることを覚悟していると、ピープル誌に語っていた。
クリスティーナが意識不明の状態になった経緯については、まだ真相が明らかになっていない。クリスティーナの恋人と言われたニック・ゴードンが、何らかの形で関与しているという説もあり、6月24日にはクリスティーナの後見人がニックに対し、クリスティーナへの虐待・暴行及び、クリスティーナの口座から密かにお金を盗んだ罪で、1000万ドル(約12億円4000万円)を求める訴訟を起こしている。【NY在住/JUNKO】