ゴリ、『ファンタスティック・フォー』オーディションの茶番劇に苦笑い
『ファンタスティック・フォー』(10月9日公開)で、身長 2m体重 450kg で岩の塊のようなビジュアルを持つキャラクター、ザ・シング役の日本語吹替版声優を決める公開オーディションが、9月14日に都内のスタジオで開催。元祖筋肉芸人のなかやまきんに君や、“ハーフ芸人”のマテンロウのアントニーが登壇し、ガレッジセールのゴリが審査員を務めた。
まず、カーディガンを肩に巻いたゴリが「こんにちは、80年代です」と登場して笑いを取る。続いてなかやまきんに君が、オーディションにトライ。微妙なトークのやりとりの後、強靭な筋肉を試すべく、ゴリと2人でゴムパッチンにトライ。
ゴリがゴムを離すと、勢いよくバチンと顔にゴムが弾いたきんに君は「離しちゃダメじゃないですか。いま、すごく危険なことになりました」と恨み節。ゴリは「予想をはるかに下回る音だったので、半秒遅れてわっと倒れたきんに君が痛々しくて」と笑いをこらえる。
きんに君は失格となり、次にアントニーが登場。軽快にステップを踏むと、ゴリは「新しい。懐かしさが一切ない」と高評価を出す。ところがアントニーがアフレコにトライすると「不合格!」とバッサリ切り捨てるゴリ。その後、自身がアフレコの見本を見せると、拍手が上がる。
アントニーが「すいませんでした。ゴリさん、シングをやってください」とリクエストすると、ゴリは「当然ですけど、光栄です」と笑顔を見せる。続けてゴリは「みなさん、長い間、これだけの茶番につき合わせてしまいました。ありがとうございました」と頭を下げた。
『ファンタスティック・フォー』は、人気ユニット“ファンタスティック・フォー”の誕生と活躍を描くアクション。不慮の事故で特殊能力を手に入れた4人の若者たちがその力に苦悩しながらも、地球を脅かす敵と壮絶なバトルを繰り広げる。【取材・文/山崎伸子】