J・ローレンス、ギャラの男女格差について激白

映画ニュース

J・ローレンス、ギャラの男女格差について激白

昨年の12月に、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントからハッキングされたメールで、アカデミー女優のジェニファー・ローレンスが、『アメリカン・ハッスル』(14)に出演した際のギャラが、クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナーといった男性共演者たちよりも低かったことが明らかになった。

ハリウッドでのギャラの男女格差について語ったジェニファー・ローレンス
ハリウッドでのギャラの男女格差について語ったジェニファー・ローレンス写真:SPLASH/アフロ

2016年の米大統領選で、アメリカ初の女性大統領誕生に向けて盛り上がりを見せているアメリカでは男女格差を訴える動きが加速しており、ハリウッド女優たちが声を上げる中、ジェニファーが初めて沈黙を破った。

「私より、ラッキーな男性たちがギャラをたくさんもらっていると知って、ソニーに怒りを覚えたのではなく、自分に腹がたったわ。だって私は、さっさと交渉の場から降りてしまったから。何百万ドルというギャラを巡って、争いたくなかったのが本音なの。『ハンガー・ゲーム』シリーズと『Xメン』シリーズで十分ギャラをもらっていたからね」

「でも、自分に正直になって考えたら、何の交渉も無しに決められたものに満足していると言ったら、嘘になると思うわ。ただ私は、気難しいとか、(若いうちに賞を取って売れたから)甘やかされているとか思われたくなかったの。だからネットで共演男優たちが、そんな心配もせずに高いギャラをもらっていることを知るまでは、これでいいんだって思っていた」とレナ・ダナムの発信するLenny Letterに寄稿している。

その影響かどうかは明らかになっていないが、「ジェニファーは、『The Glass Castle』に引き続いて、リチャード・リンクレイター監督作『The Rosie Project』からも降板した。一方でダーレン・アロノフスキー監督のインディ映画の出演交渉に入っているとも言われている」とハリウッド・レポーター誌が独占で報じており、ジェニファーが、出演前にギャラを巡って、本音の交渉を始めた可能性も指摘されている。【NY在住/JUNKO】

作品情報へ