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ロバート・ゼメキス、「バック・トゥ・ザ・フューチャーの日」に“天空”に立つ

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ロバート・ゼメキス、「バック・トゥ・ザ・フューチャーの日」に“天空”に立つ

第28回東京国際映画祭オープニング作品『ザ・ウォーク』(1月23日公開)のロバート・ゼメキス監督がプロデューサーのジャック・ラプキーと共に来日。10月21日に、劇中に登場するワールド・トレード・センターを思わせる、ツインタワー聖路加ガーデンのタワー屋上のRESTAURANT LUKE with SKY LOUNGEで、“天空”会見を行った。

折しも2015年10月21日は「バック・トゥ・ザ・フューチャーの日」で、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(89)でマーティやブラウン博士(ドク)たちがタイムトラベルをしてきた日だ。ゼメキス監督は「光栄です。いま、この場所にいられるのは、しっくりくるものがあります」と語り、マーティたちへのメッセージとして「時空をいじるな、と伝えてください」と言って笑いをとった。

プロデューサーは、ワールド・トレード・センターへの熱い思いをこう語った。「私はNY出身で、プティ(主人公)が歩行を行った時もNYにいました。あの事件(9.11)の映像が残像として、世界中の人々の心に残っています。ワールド・トレード・センターは、本作のキャラクターの1つで、描けることに名誉と愛情を込めて描いています」。

ゼメキス監督自身も「フィリップは話をする度に、ワールド・トレード・センターをまるで生き物のように語っていました。まるで、自分のパートナーであるようにね。だからそういう形で描くのが良いと思っていました」と思い入れを語った。

『ザ・ウォーク』は、NYのワールド・トレード・センター間を直径2.2cmのワイヤーロープでつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティの物語だ。【取材・文/山崎伸子】

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