伊勢谷友介、子役・鈴木梨央に熱血アドバイス「命を使い切れ」

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伊勢谷友介、子役・鈴木梨央に熱血アドバイス「命を使い切れ」

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の初日舞台挨拶が11月21日に新宿ピカデリーで開催され、日本語吹き替え版の声優を務める鈴木梨央、瀬戸朝香、伊勢谷友介、ビビる大木、池田優斗、津川雅彦が登壇。大人キャストから「素敵な大人になるためのアドバイス」を受けた鈴木が、楽そうな笑顔を見せた。

本作は、サン=テグジュペリによる世界的ベストセラー「星の王子さま」のその後の物語を描くファンタジーアニメ。主人公となる女の子の声を演じた鈴木は、本作を引っさげて第68回カンヌ国際映画祭にも参加。「生まれて初めての海外がカンヌ映画祭という素晴らしい場所で、素晴らしい体験ができてすごくうれしかったです」と振り返りつつ、「世界中の人に愛されている作品に関わることができて、すごく幸せです」としっかりと挨拶した。

鈴木の頼もしい座長ぶりに、大人キャスト陣も驚くことしきり。そんな鈴木から「素敵な大人になるためには、どうしたらいいですか?」と聞かれると、伊勢谷は「おじさんはバイクに乗り続けるんだ。スピードの向こう側に行こうとしているんだ」と伊勢谷節をお見舞い。「人生って、必ずみんな死ぬでしょう?あなたも死ぬじゃん?私も死ぬじゃん?だから、死ぬまでに命をいっぱい、いいなと思うことに使い切ることじゃないかな。そうすると、いつの間にか年をとったときにいい大人になっていると思う」と熱いアドバイスを送った。鈴木は「すごくいいアドバイスです」とうなずいていた。

また、津川は「僕のような大人になることは薦めません。梨央ちゃんにとって好ましい男性じゃない。少なくとも僕のような旦那さんをもらわないように」ときっぱり。伊勢谷が「どういう旦那さんなんですか?」と追求すると、津川は「要するに、浮気をする」と告白。大木は「梨央ちゃん、聞かなくていいの!」と慌てて静止しし、会場の笑いを誘っていた。

この日は、サプライズゲストとしてマーク・オズボーン監督が駆けつけ、鈴木に大きな紙でできたバラをプレゼント。さらに鈴木の実の祖父からは手紙が届き、津川が代読することに。「日頃は学校へ行きながらイベントに行ったり、よく頑張っているよね。活躍している姿を見るのがとてもうれしいし、励みにもなっているよ」と読み上げると、鈴木は「ええ!?びっくりです!うれしいです!」と驚愕。温かな贈り物に彩られた舞台挨拶となった。【取材・文/成田おり枝】

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