長瀬智也、過激拷問に耐えた神木隆之介を「全然へこたれない」と絶賛
宮藤官九郎監督最新作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2月6日公開)の完成披露試写会&レッドカーペットイベントが1月13日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、長瀬智也、神木隆之介、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、宮藤監督が登壇。劇中での壮絶な拷問シーンに耐えた神木について、長瀬が「全然へこたれない」とその男気を絶賛した。
本作は、17歳でこの世を去った高校生・大助が、大好きなクラスメイトにキスしたい一心で、赤鬼と一緒に地獄からの生還を目指して奮闘する奇想天外な物語。7年ぶりの映画主演となる長瀬は、「素敵なキャスト、スタッフの方々と最高の作品ができた。こんな作品を観たことがありません。この先もきっと観ることはないでしょう」と口火を切り、「胸を張って言います。大好きです!」と完成作に大きな自信をのぞかせた。
地獄に落ちた高校生役の神木は、拷問シーンも体験。「唯一、すべての拷問を受けているのは僕だけ。凍ったり、燃やされたり、剣山に落ちたり、吹っ飛ばされたり。監督は、それを『へへへ』って見てました。鬼です!」と地獄のような撮影を述懐しつつ、宮藤監督に抗議。長瀬は「全然へこたれない」と神木の男気について、ニヤリ顔を見せていた。
長瀬も「地獄」と感じた瞬間があった様子。長瀬は「バンドのライブシーンを撮っている時に、ギターソロのシーンがあって。テンション上がって、踊り始めちゃったんです。宮藤さん、たぶんこういうの好きじゃないかなと思ってやったんですけど、バッサリとカットされてしまった」とアドリブのダンスがカットされたことに嘆き節。宮藤監督が「ふざけているなと思った。『踊っているバージョンは撮ったので、次はギターを弾いてください』と言ってもまた踊り出したんです。もうダメだなと思った」と振り返ると、長瀬は大爆笑していた。
これまでにも共演の経験がある神木、桐谷と再び会えたことへの喜びもあったという長瀬。桐谷が挨拶する段になると、長瀬が「空の〜声が〜」と桐谷がCMで演じている浦島太郎の歌を歌い出す一幕も。桐谷は「聞き〜たくて〜」と続き、会場も大興奮。また、長瀬のボイスパーカッションにより、桐谷がラップを披露させられるなど、長瀬の桐谷への無茶振りに会場も大喜びだった。【取材・文/成田おり枝】