佐藤健と宮崎あおいがアルゼンチンで恋しく思ったものは?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
佐藤健と宮崎あおいがアルゼンチンで恋しく思ったものは?

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佐藤健と宮崎あおいがアルゼンチンで恋しく思ったものは?

佐藤健主演の映画『世界から猫が消えたなら』(5月14日公開)の試写会と完成報告会が、1月20日に秋葉原UDXシアターで開催。主演の佐藤と、原作者の川村元気、東宝の市川南取締役、春名慶プロデューサー、永井聡監督が登壇した。一人二役を演じた佐藤は「難しい役ということは明らかで、チャンスとピンチが同時に来たなと思いました」と語った。

本作で宮崎あおいとは初共演となった佐藤。「あおいちゃんの待ち時間の過ごし方は、95%裁縫をしていましたが、すごいプロレベルで上手なんです。また、アルゼンチンに2週間いた時は、2人とも和食が食べたすぎて、和食の画像をずっとネットで検索していました」。

原作者の川村は、『悪人』(10)、『モテキ』(11)などの大ヒット作を手掛けてきた東宝の名プロデューサーだ。市川取締役は「見事な小説で、是非映画化したいと思い、“川村先生”にお願いしたら『他社からも来ています』と言われまして。是非、東宝でやらせてほしいと、部下に頭を下げて映画化の許諾をいただきました(笑)」とおちゃめに挨拶。

今回は、プロデュースはせずに原作者として参加した川村は「映画化は不可能な構造の小説を書いてみようと思ったのがきっかけですが、それを映画化するとなって、『電車男』(05)でご一緒した春名慶さんなら、この難題を解決してくれるんじゃないかと思いました」と語った。

市川と共に『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)を大ヒットさせた春名プロデューサーは、原作の世界観の素晴らしさを語った後、「短くまとめると、『セカチュー』を超えます」と宣言した。

『世界から猫が消えたなら』は、「LINE」で連載された人気小説の映画化作品。余命わずかと宣告された佐藤演じる郵便配達員が、突然現れた“自分と同じ姿の悪魔”に「世界から何かを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をしていき、かつての恋人や親友、家族との絆を確かめていく。【取材・文/山崎伸子】

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