いよいよ日本公開!火星に取り残された男を描く『オデッセイ』本編映像が到着
第88回アカデミー賞で、作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)をはじめ7部門にノミネートされているリドリー・スコット監督×マット・デイモン主演の注目作『オデッセイ』(2月5日公開)。本作の本編映像が到着し、火星にひとりぼっちで取り残された主人公のスーパーポジティブぶりが明らかになった。
本作は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニーの想像を絶する運命を描く感動のドラマ。火星での有人探査の最中に嵐に巻き込まれて死亡したと推測され、火星に一人取り残されたワトニーは、わずかな供給品で生き延びることを強いられる。
今回到着した映像は、ワトニーが自分の活動をビデオに記録しはじめるシーン。遺書になるかもしれないギリギリの状況下でありながら、ワトニーは超ポジティブに科学的な方法論とウィットを盛り込んでいくのだ。
現状ある食料では次にNASAが有人機を送り込んでくる4年後まで生き延びるのが難しいと判断したワトニーは、不毛の惑星で「3年分の食用植物を育てる」と言い出し、「幸い、僕は植物学者。火星よ!我が植物学の力を恐れるがよい!!」と驚くほど前向き。こうしてサバイバルを開始した彼を、いったいどのような運命が待ち受けるのか…?
スコット監督は「マークの運命は、パニックに陥って絶望し、避けられないものとして死を受け入れるのか、それとも、これまで培った訓練の成果に、創意工夫の知恵やユーモアセンスを生かして、冷静に問題を解決していくかにかかっている」と明かすが、ワトニーは持ち前のユーモアセンスを発揮し、絶望感に陥らず、悲惨な状況にとらわれることなく対処する。また、演じたデイモンも、そんなワトニーのポジティブな性格に惹かれたという。
ワトニーの運命はもちろん、“オスカーの行方”も気になる本作。第73回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞&主演男優賞(共にミュージカル・コメディ部門)2冠を獲得し、各賞レースで絶賛されている本作の出来を、ぜひその目で確かめてみてほしい。【Movie Walker】