松田龍平、妻役の前田敦子に「仲良くしよう」と提案
松田龍平監督作『モヒカン故郷に帰る』(4月9日公開)のヒット祈願イベントが、2月8日に代官山・CALATO71で開催。松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大と沖田修一監督が登壇し、ロケ地・広島の名物で、実際に宮島で祈祷された“特大しゃもじ”で本作のヒットを祈願した。
主演の松田は「とても素敵な雰囲気だったり、家族の形が収められている映画になったと思います。永吉(松田龍平)が父親に向かうとても良い映画です」と本作をアピール。父親役を演じた柄本は「僕は(松田)優作さんと同じ劇団にいたことがあって。そういう意味で親子役をやらせていただいて感慨深いものがありました」と語った。
松田演じる永吉の妻役を演じた前田は「2人のシーンから始まったのですが、松田さんが『カップルじゃなくて夫婦の役だから仲良くしよう』と言ってくださって。それからすごくいやすくなりました。その一言がすごく大きかったです」と感謝する。
松田は「全然覚えてない。恥ずかしいなと。僕としては、前田さんは初めて会った気がしないというか、やりやすかったです」と印象を語った。
『モヒカン故郷に帰る』は、ユーモアあふれる個性派ホームドラマ。モヒカン頭の売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、妊娠した恋人・由佳(前田敦子)を連れて、故郷・戸鼻島(とびじま)へ7年ぶりに帰る。永吉たちは、頑固おやじ・治(柄本明)と母・春子(もたいまさこ)、帰省していた弟・浩二(千葉雄大)の3人と暮らし始めるが、ある日、治のガンが発覚する。【取材・文/山崎伸子】
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