市原隼人、過呼吸寸前まで熱演「食事制限もしました」
市原隼人主演映画『ホテルコパン』の初日舞台挨拶が、2月13日にシネマート新宿で開催。市原隼人、近藤芳正、前田公輝、栗原英雄、玄理、大谷幸広、李麗仙、脚本家の一雫ライオン、門馬直人監督が登壇した。2月9日に29 歳の誕生日を迎えた市原を、サプライズのケーキで祝うと、市原は「日々、通過点で死ぬまでやっていきたいです」と力強く語った。
市原は、闇を抱えた主人公にとことん入り込んだと言う。「食事するシーンで嘔吐するのですが、台本には『食事が進まなくなる』くらいしか書いてなかったんです。でも、自分のなかで精神的に受け入れられないと思って。食事制限とかもしていました」。
門馬監督も「すごく役に入ろうとしてくれた」と市原をねぎらう。「過呼吸のシーンもけっこう大変で、本当に過呼吸になる直前くらいまでやってくれたりした。本当に苦しそうで、自分を追い込んでやってくれた」と感謝した。
前田は市原について「本当にずっと見ていたので、“隼人くん”と言えること自体がうれしいです。いろいろとストイックに役作りをされていたけど、飲みに行くと、率先してコミュニケーションを取られて。すごく背中が大きかったです」とうれしそうに語った。
『ホテルコパン』は、1998 年の長野オリンピックから 18 年が経った白馬村のホテルで巻き起こる“グランドホテル形式”の群像劇。ホテルコパンに集った、理由あり10 人のそれぞれの人生が交錯する。門馬直人監督の長編監督デビュー作となった。【取材・文/山崎伸子】
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