上戸彩「コテンパンにやられた」予想以上の苦労を告白！

ディズニー・アニメーション最新作『ズートピア』(4月23日公開)のジャパンプレミアが4月14日にEX THEATER ROPPONGIで開催され、吹き替え声優を務める上戸彩、高橋茂雄(サバンナ)、Dream Ami、ズーラシアンブラスが登壇。上戸が「コテンパンにやられた」とアフレコの苦労を語った。

本作は、ウサギの警察官ジュディが夢を忘れたサギ師のキツネ・ニックを相棒に、動物たちの楽園“ズートピア”に仕掛けられた恐るべき陰謀に挑むファンタジー・アドベンチャー。上戸が、主人公ウサギのジュディ役を担当する。上戸は「これまでも何回かアフレコのお仕事をさせていただいているので、台本を見たときに3日間くらいで終わるんじゃないかなと思った」と台本をもらった当初の気持ちを述懐。

スケジュールは10日抑えられていたそうだが、結果、アフレコにかかったのは「8日間」とのこと。「3日で終わらせてやると思って現場に行ったらコテンパンにやられまして。全く進まなかった。後半はだんだん波に乗っていけましたが、最初はどうなるかと思うくらいダメ出しばかりで」と予想以上に難しい役となったものの、「何度見ても飽きないし、夢で溢れているし、ジュディはかわいいし、スタジオに行くのがとても楽しかった」と愛情たっぷりに語っていた。

主題歌「トライ・エヴリシング」を歌うDream Amiは、映画を観終わったばかりの観客を前に、生歌を披露。「めちゃくちゃ緊張しました。ジュディの背中を押すとともに、みなさんの背中を押すきっかけになればいいなと思いながら、歌わせていただきました」と頬を紅潮させ、「私自身もうまくいかないことがあったり、夢を諦めようかなと思っていた時期がある。そういう人たちにそっと寄り添える曲になれたら」と曲に込めた思いを語っていた。

また最後には、上戸が「背中を前向きに押してくれる作品。いいパワーがみなさんい伝染したらいいなと思っています」とメッセージ。高橋は「大ヒットして、2、3ができて、いずれは(声を演じるチーターの)クロウハウザーのスピンオフができたら」と野望を語り、イベントを締めくくった。【取材・文/成田おり枝】