須賀健太の悪役メイクに騒然!加藤雅也が「こんなヤツに育てた覚えはない」

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須賀健太の悪役メイクに騒然!加藤雅也が「こんなヤツに育てた覚えはない」

小幡文生の人気コミックを実写映画化した『シマウマ』(5月21日公開)の完成披露上映会が5月9日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、竜星涼、須賀健太、日南響子、高橋メアリージュン、福士誠治、加藤雅也、橋本一監督が登壇。初の悪役に挑戦した須賀に、加藤が「こんなヤツに育てた覚えはない」と声をかけ、会場の爆笑を誘った。

原作は、現代社会の闇を圧倒的なバイオレンス描写でつづり、“絶対に読んではいけない漫画”として話題を呼んだ人気コミック。依頼人の恨みや憎しみといった世間の常識では解消できない問題を暴力で晴らす回収屋となった男の姿を描く。

人気子役として幼少期から活躍してきた須賀が、快楽殺人者という初の悪役にチャレンジした。この日も目の下を黒くするなど悪役メイクを施して登場し、会場を沸かせた。須賀は「特殊なテンションで撮影をさせていただいた。普段は経験できない体験ばかりだったので、すごく楽しい撮影期間でした」と大満足の表情。

以前、親子役として須賀とドラマで共演したことがあるという加藤は「昔、ホームドラマでお父さんと子供として。七歳くらいだったか?本当にかわいかったんですよ」と目を細めて述懐し、「人をむちゃくちゃやったり、こんなヤツに育てた覚えはない!かわいい、小さい頃の思い出を消してほしい!」と訴え、会場の笑いを誘っていた。

絶対に読んではいけない漫画”の実写化が叶ったが、竜星は「やっとこの問題作を観てもらえると思うと興奮します」と会場を見渡し、うれしそうな笑顔。ダークな世界観に飛び込むことも、不安よりも「イメージが全く違う竜星涼や、違う作品をみんなに観てもらえる喜びの方が大きかった」とのことで、「この竜星涼は嫌いだっていう人がいるかもしれない。それも役者冥利に尽きる」と役者魂を見せつけていた。

最後には竜星が「賛否両論、好き嫌いが分かれる映画にはなるかもしれない」と口火を切り、「その分、中途半端なものは作らなかった。『シマウマ』という作品に対して直球でぶつかった」と堂々と胸を張り、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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