有村架純、「写真撮って」とファンに愛あふれるサービス
女優・有村架純が6月11日に新宿シネマカリテで開催された主演映画『夏美のホタル』の初日舞台挨拶に登壇。「15秒だけなんですが、皆さんにも撮影してほしい」と写真撮影の呼び掛けをし、会場を喜ばせた。
本作は、将来や恋人との関係に不安を抱く少女が、見知らぬ土地で出会った人々とのふれあいを通して成長していく姿を描くヒューマンドラマ。この日は、工藤阿須加、光石研、吉行和子、原作者の森沢明夫、廣木隆一監督も登壇した。
有村が「朝から優しい気持ちになりましたか?」と語りかけると、会場からも大きな拍手。「とても大きな作品ではない」といい、「家族の繋がり、人と人との愛情の深さを感じ取っていただけたらすごくうれしい」と決して派手ではないが、大切なものを教えてくれる作品だとアピールした。
さらにマスコミフォトセッション時になると、有村は「皆さんにも撮影していただいて、SNSで拡散していただたら」と口火を切り、「15秒だけなんですけど、皆さんにも携帯を手にとってフォトセッションしていただけたらうれしい。短くてすみません!」と呼び掛けた。通常、舞台挨拶の観客による撮影は禁止されることが多いため、撮影許可に会場に集まったファンも大喜びだった。
また、映画撮影前は「体調があまりよくなかった」と告白したのが吉行だ。「みんながすごく新鮮で自然な演技をなさる。それに癒されながら、だんだん元気になった」と笑顔を見せ、「夏美ちゃんが、目の前でスイカをパクパク食べるのがすごくかわいくて。お芝居とは思えないくらい楽しいときを過ごしました」と有村を役名で呼びながら、撮影を振り返っていた。
続けて吉行は「二人とも素敵な人たち。前からファンで、ご一緒してますますそんな気持ちになりました」と有村、工藤を絶賛。「新鮮さを持ちながら、うんと冒険して、いろいろな役をやってたくましくなって」と俳優の先輩としてメッセージを送った。
有村は「すごくうれしい」と顔をほころばせ、「吉行さん、光石さん、小林(薫)さんたちのお芝居をメモを取るように食いつきながら見ていた。その場の空気を巻き込む力がある方たち。自分もそうなれるよう、勉強させていただきたい」と先輩たちとの共演を力に、さらなる飛躍を誓っていた。【取材・文/成田おり枝】