山本美月、貞子&伽椰子との共演に「ラッキー!」友達にするならどちら?

インタビュー

山本美月、貞子&伽椰子との共演に「ラッキー!」友達にするならどちら?

『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子。日本が誇る2大ホラーヒロインが激突する映画『貞子vs伽椰子』が、いよいよ6月18日(土)よりスクリーンに登場する。呪いをまき散らす2大怨霊と共演することになったのは、女優・山本美月。オファーもさぞかし恐ろしい気持ちで受け取ったのだろうと思いきや、「『リング』と『呪怨』の両方に出られるなんて、幸せだなって。ラッキーって思いました!」とあっけらかんと語る。なんとも頼もしい彼女に、 貞子&伽椰子との共演の感想を聞いた。

「ホラー映画がもともと好き」だという彼女。「中学生の頃、よくホラーを見ていた時期があって。『仄暗(ほのぐら)い水の底から』や『ノロイ』。『人形霊』や『オトシモノ』…」などタイトルが出るわ、出るわ。「ホラー映画をみんなでキャッキャしながら見るのが好きです」とキュートな笑顔をのぞかせる。

本作で山本が演じるのは、偶然“呪いのビデオ”を入手したために貞子の標的となる有里役。現場にはもちろん、貞子と伽椰子の姿も。「とても会いたかったので、初めて会ったときは感動しました」と感激しきりだが、二人の印象はいかがなものだっただろうか。

「貞子はただ立っているだけではなくて、肩甲骨をしっかりと使って腕を動かしているんです。そして本当に手足が細い!伽椰子を演じている方はダンスをやっているそうで、ものすごい動きをします。2人とも動きがとてもリアルなんです。俊雄くんもいましたよ。実はよくおしゃべりをする男の子で(笑)。12月の撮影だったのですが、あんなに寒い格好で頑張っていました。『寒くない?』って聞いたら、『全然平気!』って。すごくいい子です」とパンツ一丁で奮闘する俊雄も絶賛。「お化け役の方たちは、ものすごくプロ意識が高い」と刺激的な現場となった様子だ。

貞子と伽椰子の接近遭遇と対決を、クライマックスに据えた本作。そう、別々のシーンに2人が登場するのではなく、ガッツリと対決してくれるのだ。気になる対決シーンについては「壮絶でした。ぐしゃぐしゃです!」と正直な感想を吐露。「きっと誰も想像していない展開だと思います。公開後に、『こうなったよ』という話が広まっても、それはそれでまた見たくなる展開になっていると思います」。

「どちらが勝つか」という対決の結末は、もちろん「固く口止めをされている」とのこと。では、友達になるならどちらがいいだろう?すると「貞子です!伽椰子はちょっと陰湿な気がする(笑)。他の子と仲良くしていたら、すごいヤキモチとか焼かれそうです。(かつての『呪怨』シリーズに出てくる)伽椰子の日記とかも、ちょっと怖いですよね」と貞子をセレクト。

楽しそうにホラーについて語る彼女。「撮影現場もとても楽しい雰囲気でした。一緒に叫んだり、怖がったりいている内に、共演の玉城ティナちゃんともどんどん仲良くなっていったような気がします。私もティナちゃんもものすごく目を見開いているので、そういった怖がる表情も楽しんでほしいです」とチームワークを育んだ完成作に自信もたっぷり。ぜひ、日本ホラー史上最大の対決。そして驚愕の結末をお見逃しなく。【取材・文/成田おり枝】

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