アメリカで話題!「24」「プリズン〜」に続く“第3のヒーロー”とは?
「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウアー、「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドに続く新たなヒーローとして、アメリカで話題を集めている“第3の男”、 マイケル・ウェスティンをご存じ?
現在、全米で大ヒットを記録している人気ドラマ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」の主人公である彼は、ある日突然バーン・ノーティス(=解雇通告)を言い渡された元スパイ。正統派のスパイ・アクションものでありながらフリーター生活を余儀なくされるという、かなり特異なキャラクターなのだ。
マイケルを演じるジェフリー・ドノバンは、『チェンジリング』(08)の意地悪な警部役などで映画界でも注目を集める一方、空手・合気道などを極めた武道家としての側面も併せ持つ。美形ではないが、男が「こんな男になりたい」と思わせるような41歳の渋メンだ。そんなタフガイを地でいく彼だけに、劇中の“挫折”ぶりは妙にリアル。1話完結のエピソードでは、小遣い稼ぎのために始めた依頼人の事件解決を中心にしながら、同時にシリーズを通じて、自らが“解雇”された理由に迫り、人生を立て直していくさまが描かれるのだ。
折しも世の中は世界的大不況の真っ最中で、突然クビを宣告されるのは、いまやどの職種においてもあり得る話。そんな中、銀行口座は凍結、職歴は抹消されても、タフに生き抜くマイケルの姿は、現代日本に生きる私たちにとっても良いお手本となるはずだ。日本では、20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメントより今冬リリース予定なので、彼の活躍が楽しめる日を今から楽しみに待とう。【トライワークス】
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