S・スピルバーグとオスカー俳優M・ライランスが日本に向けてメッセージ!
スティーブン・スピルバーグ監督がロアルド・ダールの児童小説「オ・ヤサシ巨人BFG」を映画化した『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(9月17日公開)。児童養護施設で暮らすソフィーが心優しい巨人に連れていかれた巨人の国で冒険を繰り広げていく…という本作のUSプレミアが、米ロサンゼルスで現地時間6月21日に行われ、エル・キャピタン・シアターに劇場まで続くレッドカーペットが敷かれ、会場には1500人の観客がカーペットに沿うように並び、世界各国から取材陣が集まった。
プレミアには、スティーブン・スピルバーグ監督のほかBFG役のマーク・ライランス、オーディションで選ばれたソフィー役の新人女優ルビー・バーンヒル、共演のレベッカ・ホール、音楽を担当したジョン・ウィリアムズらが登場。
スピルバーグ監督は今作に込めたメッセージについて「友達を大事にしなさい。人を見た目で判断するのではなく、中身でちゃんと判断してほしい。そしてちゃんと相手の話を聞くこと。そして、人を肩書きなどで判断しないで、その人の細部を見て、それぞれの良さを見つけることが、どんな友情でも大事なんだ」とコメント。
また、日本のファンに向けて「僕が全力の気持ちを注いで作った作品です。キャストのみんなも同じ気持ちで参加してくれています。また、僕らは特に、日本の皆様の心に響くように作りました!」とアピールした。
以前から歌舞伎好きを公言しているライランスは、「日本、大好きだよ。玉三郎、鴈次郎さん、そして歌舞伎役者のみなさん、こんにちは。世界で最も好きな役者さんたちなんだ。三船敏郎さんは、映画俳優で最も好きな役者さん。『生きる』の主人公の渡辺勘治(志村喬)も、素晴らしい俳優さんだよ。僕は日本の俳優さんたちから多くを学んできたんだ」と話した。
そして、ソフィーを演じるバーンヒルはスピルバーグとライランスに対して「彼らは二人ともすごく素晴らしく優しい人たちなの。だから、彼らは私にとって最高の友達になったと思うわ」と語っている。
また本日、日本版予告編も解禁され、“BFG”の顔や姿が明らかに。そのファンタジックでミステリアスな世界観に、期待感が一層高まる!【Movie Walker】