東京スカイツリー上空に宇宙船が出現!?『インデペンデンス・デイ』ご一行を歓迎
映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)を引っさげて、ローランド・エメリッヒ監督、リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、マイカ・モンローが来日。6月29日、日本の建築物で一番の高さを誇る東京スカイツリー天望デッキで来日記者会見が開催された。
過去にハリウッド映画の記者会見を東京スカイツリーで行った前例はなく、史上初の試みとなったこの日。地上350メートルに集結したメンバーも興奮の面持ち。「高所恐怖症」だというエメリッヒ監督は「ナーバスになっています」と苦笑いを見せて、会場の笑いを誘っていた。また、「ゴゴゴゴ」という音とともに展望デッキの窓に宇宙船が襲来してきたかのような映像が流される演出も用意された。夜空に巨大な宇宙船が出現した様子を見て、一同も拍手をするなど大喜びだった。
本作は、人類と地球に襲来した異星人との戦いを圧倒的なスペクタクル描写で描き、世界中で大ヒットを記録したSFパニック作『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりとなる新作。エメリッヒ監督にとって続編を手掛けるのは初めてのこととなるが、「前作はあれで完結している。『続編を撮らないの?』とずいぶん聞かれてきたけれど、『作らない』と言っていた」とのこと。
しかし「『2012』(09)をつくっているときに、目からウロコが落ちたような思いがした」と技術の進化を実感したそうで、「『インデペンデンス・デイ』の続編を作ってもいいんじゃないか、前作でやりたくてもできなかったことが描けると思った」とチャレンジへの思いを明かしていた。
前作から続投することとなったジェフは、「パワーがあって素晴らしい俳優。この映画に若い血を入れてくれた」とリアムとマイカを大絶賛。リアムも「ジェフは誰もが共演したいと思う完璧な俳優。現場にエネルギーを与えて楽しくしてくれるんだ」と相思相愛の思いを語り、「マイカも人間としても女優としても素晴らしい。グループ全体が最高だったよ」と3人で笑顔を見せ合うなど、チームワークのよさをアピールした。
最後にはエメリッヒ監督が「いま、襲撃の事件やニュースも多い」と世界情勢に触れ、「描いているのは、地球が一致団結している世界。力を合わせればエイリアンにも立ち向かえるというメッセージを込めている」と力強く語っていた。【取材・文/成田おり枝】