市川実日子が『シン・ゴジラ』尾頭ヒロミの早口セリフを生披露!会場どよめく

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市川実日子が『シン・ゴジラ』尾頭ヒロミの早口セリフを生披露!会場どよめく

映画『シン・ゴジラ』(公開中)の「女性限定鑑賞会議」と題した女性限定の発声可能上映会が8月24日に新宿バルト9で開催され、市川実日子、松尾諭、塚本晋也、片桐はいりが登壇。市川が、演じた役柄・尾頭ヒロミのセリフを生披露して会場から大歓声を浴びた。

動員数320万人以上、興行収入46億円の大ヒットとなっている本作。この日は、上映中の発声、コスプレ、サイリウムの持ち込みOKの女性限定上映会が実施された。

大きな声援と拍手ともに上映が幕を閉じ、異様な興奮をもって舞台挨拶がスタート。劇中衣装に身を包んだメンバーが登場すると、絶叫のような歓声が沸き上がった。これには塚本も「ジャニーズになるとこんな気分になのかね」、松尾は「まずは君が落ち着け!」と演じた泉修一のセリフをお見舞いするなど、観客の興奮に巻き込まれながら大喜びだった。

市川が演じたのは、鑑賞後の人々から大人気となっている環境省の尾頭役。早口でまくしたてるように話すのが特徴だが、市川は「緊張しましたよね」と、同じく早口でのセリフを演じきった塚本とうなずき合い、「みんな早口で、みんな意味のわからないことを言う。みんなが緊張しているのがすごくわかりました」と話す。

終始「かわいい!」と歓声を浴びまくっていた市川だが、ゴジラの生態を推測する際の尾頭の早口セリフを生披露すると、会場は「おー!」とどよめき拍手喝采。市川は「ありがとうございました!」とうれしそうに大きなガッツポーズを見せていた。

また塚本は、「庵野監督が、『ものすごく興奮してしゃべってくれ』と。あなたはそのために雇われたんだと言われて。僕はすごく緊張してトイレに行って練習した」と庵野秀明総監督の演出を述懐。「本当にこんな風にやった」と大興奮が伝わるセリフまわしを実演して見せたが、「これを3回やって見せても庵野さんはダメ出しもしないから、マジでこれでいいんだと思ったら、本番だという時に『普通にやってください』と言われた」とすっかり庵野監督に振り回されたとか。

「『無茶苦茶やってくれ』と言うのと『普通』の中間の演技がちょうどよかった。監督には最終的に導き出すものが見えていた。さすがの演出術。ただものじゃありませんね」と庵野監督の手腕に舌を巻いていた。【取材・文/成田おり枝】

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