新海誠最新作『君の名は。』が興収9.3億円の大ヒットスタート!
初登場作品が3本ランクインした8月27・28日の興収ランキング。首位に輝いたのは、公開前から注目を集めていた新海誠監督待望の最新作『君の名は。』。土日2日間で動員68万8000人、興収9億3000万円というオープニング成績を記録し、大ヒットスタートを切った。
『秒速5センチメートル』(07)や『言の葉の庭』(13)など、意欲的な作品を生み出してきたアニメーション映画監督・新海誠。精緻な風景描写や男女の心の機微を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す“新海ワールド”は、日本だけにとどまらず世界からも高い評価を獲得している。
そんな新海監督の3年ぶりのオリジナルアニメとなった『君の名は。』は、ひょんなことから心と体が入れ替わってしまった少年少女の物語。監督が“誰もが楽しめる”作品に挑戦したという本作は、若者を中心に支持されてきたこれまでの作品に比べ、よりエンタテインメント性の強い仕上がりになっている。すでに世界85の国と地域での公開も決定しているなど、“普遍性”という意味では新海作品でもピカイチ。今後も幅広い層の観客に支持され、興収ランキングの上位をキープすることが予想される。
2、3位には、依然好調の『ペット』『シン・ゴジラ』がランクイン。初登場の『後妻業の女』が土日2日間で18万3000人、興収2億1500万円という好成績で4位に入った。もう1本の初登場作品『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉』は、10位からのスタートとなった。【トライワークス】
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