土屋太鳳、竹内涼真の「惚れました!」に感涙。『青空エール』最後の舞台挨拶
河原和音の人気コミックを映画化した『青空エール』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が8月31日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、土屋太鳳と竹内涼真が登壇。サプライズで、竹内から「惚れました!」との感謝のメッセージを送られた土屋が、堪えきれずに涙を流した。
本作は、吹奏楽部のヒロインと野球部の少年が、挫折を味わいながらもお互いを応援し、夢に向かって突き進む姿を描く青春映画。撮影や様々な宣伝活動を一緒に行ってきたふたりにとって、この日は最後の舞台挨拶となった。
竹内からサプライズのメッセージが送られたのは、舞台挨拶の終盤。竹内は「太鳳ちゃんに、感謝の気持ちを込めてやりたいことがある」と切り出すと、ステージから客席へと走って降壇。土屋が「何、何?」と戸惑う中、竹内は中央通路で立ち止まり、「現場や役にストイックに取り組む太鳳ちゃんの姿に、惚れました!」とマイクを通さずに大声で告白した。
さらに「また太鳳ちゃんと共演できるように、僕もストイックに頑張ります!」と続けると、観客と一体となって、「太鳳ちゃん、ありがとう!」と大合唱。これには土屋も驚きつつ、感涙。頬を紅潮させて、大粒の涙を流した。
ステージに戻った竹内は優しくハンカチを差し出し、土屋に「ありがとう」と再び感謝の一言。土屋も「こちらこそありがとう」と声を震わせ、「涼真くんには本当に、演技のことでも、元気のない時にも相談した。感謝の気持ちでいっぱい」とともに過ごした日々を噛み締め、心からの言葉を送っていた。
またステージでは、クランクアップ後、これまで一度も見せてこなったトランペット演奏の姿を、土屋が生披露する一幕も。劇中曲「Our boys will shine tonight」の1フレーズを演奏することとなったが、土屋は緊張しきり。高音がなかなかうまく出ず、「あまりに汚い音だったので、もう一回やりたい」とストイックな一面を発揮した。再トライに成功すると、竹内も「やったー!」と大喜び。固い絆が伝わるふたりの姿に、会場も大盛り上がりだった。【取材・文/成田おり枝】