海老蔵、トム・ハンクスから「日本のジェームズ・ボンド!」と言われて大照れ!
クリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)のジャパンプレミアレッドカーペットイベントが9月15日に有楽町マリオンで開催され、来日を果たしたトム・ハンクス、アーロン・エッカートが出席。日本代表ゲストとして市川海老蔵も登場し、会場を盛り上げた。
本作は、制御不能になった機体をハドソン川に不時着させ、乗客乗員全員を救ったサレンバーガー機長の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。トムとアーロンが手を振って登場すると、有楽町の街の人々から大歓声が沸き上がった。3年ぶりの来日を果たしたトムは「何度も何度も来ているけれど、戻ってくるたびにうれしさを感じるよ。ありがとう」と日本への愛を告白。8年ぶりの来日となったアーロンは「コンニチワ!ニホン、ダイスキ!」と見事な日本語を披露。これにはトムも、目を丸くして驚いていた。
トムは海老蔵を見て、「今日は歌舞伎のメイクをしていないからわからなかったよ」とジョークを飛ばしつつ、「日本のジェームズ・ボンドと言ってもいいくらいかっこいいね」とニッコリ。アーロンも「ものすごくハンサム。パッと見て才能があるとわかる」と海老蔵の存在感を絶賛。海老蔵は「恥ずかしいです」と照れることしきりだった。
すでに映画を観たという海老蔵は、「戦っている人に勇気を与える映画」と本作の投げかけるメッセージに心を打たれたそう。トムは「これはひとりで起こした奇跡ではない。いろいろな人がチームとなって協力し合った。日本でも災害があって、みなさん“助け合う”という精神についてよくお分かりだと思う。まさにその精神が描かれているんだ」と日本に心を寄せながら、本作をアピール。アーロンは「みなさんクリント・イーストウッドが大好きですよね?」と会場に語りかけ、「イーストウッド監督が情熱を込めた映画」とコメント。会場から大歓声を浴びていた。
最後には、海老蔵が、カタカナで「トム・ハンクス」「アーロン・エッカート」と綴られた提灯をふたりにプレゼント。3人の名優ががっちりと握手を交わし、大盛況のイベントを締めくくった。【取材・文/成田おり枝】