ハマり役はどっち?吉田羊が恐妻&献身妻を演じ分け!
映画に、ドラマに、バラエティに引っ張りダコの吉田羊。立て続けに公開される出演作『グッドモーニングショー』(10月8日公開)と『ボクの妻と結婚してください。』(11月5日公開)では、どちらも主人公の妻という役柄で出演しているが、その性格は正反対!
ワイドショー番組を題材にした『グッドモーニングショー』では、キャスターの澄田(中井貴一)の妻で、元アナウンサーの明美を演じる。息子のことで朝の3時から澄田ともめるなど、夫に対してはかなり冷めている恐妻で、クールなイメージの吉田に近いのかもしれない。
また、澄田が立てこもり事件に巻き込まれる場面では、その様子をテレビ越しに眺めながら「パパ、生命保険いくら入ってたかしら…」とボソリ。コミカルなシーンのはずなのに、あまりにも自然に放たれた恐ろしすぎる一言には背筋が凍りついてしまいそう!
一方、そんな冷たい妻とは180度かけ離れた演技を披露しているのが、『ボクの妻と結婚してください。』の妻役。余命幾ばくもない放送作家が、愛する家族の未来のために妻の再婚相手を探すという斬新なストーリーが話題の本作で、吉田は、夫・修治(織田裕二)を支える献身的な妻・彩子を熱演している。
彩子は妻として、母として、家事を完璧にこなす専業主婦。病気が発覚し、彩子の再婚相手を探し始める修治に最初は戸惑いを感じながらも、しだいに彼の気持ちを理解し、サポート。『映画 ビリギャル』(15)で演じていた母役に通ずる、柔らかな笑顔が印象的な、懐の広いしっかり者の女性を連想させる。
コメディでもヒューマンドラマでも、その高い演技力を発揮している吉田。両極端な役柄を見事に演じ分けている彼女の姿を、ぜひ見比べていただきたい!【トライワークス】
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