池松壮亮&菅田将暉の怪演が、新「デスノート」にマッチ!
コミックは累計発行部数3000万部、映画は前後編合わせて80億円を超える興行収入を記録し、一世を風靡した「デスノート」。前作の公開から10年経った今年、続編となる『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)は公開前から注目を集めているが、中でもニューキャラクターを演じた池松壮亮と菅田将暉の怪演ぶりが話題になっている。
地上にばら撒かれた6冊のデスノートをめぐり、刑事、名探偵、テロリストが三つ巴の戦いを繰り広げるオリジナルストーリー。池松はキラと天才的頭脳を駆使して対峙した名探偵“L”の後継者・竜崎を、菅田はかつてデスノートを使って次々と凶悪犯を静粛し、犯罪のない世界を創ろうとしたキラを信奉するサイバーテロリストの紫苑を演じている。
超現実的な世界観で、浮世離れしたキャラクターを演じる――。ともすればなチープになりかねないが、この2人が演じると説得力が生まれるから不思議だ。池松は飄々とした演技でこれまでの“L”とは異なるワイルド&色気のある探偵に、菅田はau三太郎シリーズのCMの愛らしい“鬼ちゃん”とは対照的な殺気や狂気あふれる目つきや表情で、猟奇的なテロリストに成り切っている。
2014年の映画賞を総なめにした池松と、今年だけで9本もの作品に出演している菅田。2人がW主演を務めた『セトウツミ』(16)では、漫才のようなコミカルな掛け合いを披露し話題になったが、作風が180度異なる本作で見せる菅田&池松の演技派コンビの怪演もさすがの一言。
個性的な新キャラを好演し、「デスノート」の世界に絶妙にマッチしている彼らの演技にぜひ注目してほしい!【トライワークス】
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