『君の名は。』ヒットはどこまで続くのか?海外配給も続々決定!
依然としてヒットを邁進している映画『君の名は。』が、5週連続で首位をキープした9月24・25日の興行ランキング。先週の9月22日時点で、原作小説とあわせてダブルミリオン達成が大きく報じられていた本作だが、既に累計興収は111億円を突破し、今週も2位以下をまったく寄せ付けない好調ぶりとなっている。
ちなみに、昨年度の興収No.1作品である『ジュラシック・ワールド』の最終興収は95.3億円。この結果と比較するだけでも、公開後約1か月でミリオン達成となった『君の名は。』のヒットがいかに桁外れであるかは窺えるだろう。なお本作は、計89の国と地域での世界配給も決定。これを機に、新海誠の名がまた一段と広がりを見せそうだ。
一方の初登場作品は3本。過去にオスカーをそれぞれ2度獲得している名匠クリント・イーストウッドと名優トム・ハンクスが、初タッグを組んだ『ハドソン川の奇跡』が2位にランクインし、この土日2日間で17万3000人を動員、興行収入は2億2500万円をあげた。
その最強タッグゆえに、実話を基にした本作の高いドラマ性は保証済み。日本よりも一足早く公開された全米ランキングでも、初登場から2週連続で首位を獲得している。
4位にランクインしたのは、真鍋昌平原作の人気コミックが原作の『闇金ウシジマくん Part3』。184スクリーンで公開され、土日2日間で動員は10万人超え、興行収入は約1億4816万円と健闘した。
本作は深夜TVドラマからスタートした、山田孝之が主演のシリーズ第3弾。観客層は20~30代の男女がメインで、さらに若い女性層やカップルなども数多く劇場に駆け付け幅広い年齢層から支持を集めているようだ。
また、7位には『真田十勇士』がランクイン。堤幸彦監督が自身で手掛けたヒット舞台を、自ら映画化した時代劇だ。舞台版でも主演を務めた中村勘九郎の他、松坂桃李、大島優子ら映画版オリジナルキャストも出演している。【トライワークス】