東出昌大、池松壮亮&菅田将暉に「救われた」。『デスノート』撮影現場に潜入!

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東出昌大、池松壮亮&菅田将暉に「救われた」。『デスノート』撮影現場に潜入!

東出昌大、池松壮亮、菅田将暉が共演を果たし、三つ巴の頭脳戦を繰り上げると話題の『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)。そこで、今最も注目を集める若手俳優の彼らが“三すくみ”となる激突シーンの撮影に潜入。彼らに共演の感想も語ってもらった。

キラこと夜神月と世界的名探偵Lの対決から10年。死神によって地上にもたらされた6冊のデスノートをめぐって、デスノート対策本部の捜査官・三島(東出)、Lの遺伝子を継ぐ世界的名探偵の竜崎(池松)、キラ信奉者でサイバーテロリストの紫苑(菅田)が、壮絶な頭脳線を繰り広げる物語だ。

3人が顔をそろえるシーンの撮影が行われたのは、2016年1月6日。日活調布撮影所には、巨大セットが用意された。東出×池松、池松×菅田、池松×菅田とそれぞれ共演シーンはあるものの三すくみでの芝居はこの日のみ。本作において最も重要なシーンとなり、激しい銃撃戦も展開。佐藤信介監督と綿密なコミュニケーションをとりながら、爆音が鳴り響くなか、3人が緊迫感あふれる芝居を見せていた。

それぞれの“正義”をかけて壮絶な頭脳戦・デスノート争奪戦へと突入していく役柄を演じるため、お互い和気あいあいとする必要はないと思っていたが、飲みに行ったら仲良くなってしまったという3人。芝居への集中力、姿勢など共鳴する点も多かったのか、この日もシリアスな劇中とはうってかわり、撮影の合間にはにこやかな笑顔をのぞかせ、仲良く談笑する姿がよく見受けられた。一様に記者にも気さくな素顔を見せるなど、オフショットも実に魅力的だ。

東出の演じるデスノート対策本部の捜査官・三島は、実直でまっすぐな男。Lの後継者とキラ信奉者の2人とは異なり、様々なことに振り回され、翻弄される役柄だ。東出は「人間らしく葛藤もする。いちばんお客さんに近い目線の人物」と役柄を分析する。

さらには「池松くん、菅田くんと共演できたからこそ救われたこともあるし、物語に厚みが出ていると思います」とふたりへの信頼感を吐露。菅田は「ふたりは何度もお仕事を一緒にさせていただいている先輩ですけど、だからこそカットがかかった瞬間にちょっと笑ってしまうときもあって(笑)。緊張感とそれが解れる瞬間の快感がすごくあります」と、ふたりを身近に感じているがゆえの“快感”を明かす。

また池松は、前作に主演した藤原竜也(夜神月)と松山ケンイチ(L)への思いも告白。「あの2人を受けての僕たちがよく思われるのか、バッシングされるのかは分からないですけど、凌駕しに行こうという気持ちはあります。後継者というのはひとつの見どころだと思います」。菅田も「僕も凌駕する気でいます」と意欲を話し、「個人的には原作に出てくるLの2人の後継者=メロとニアからイメージを抽出したところがあります」と原作に敬意を払って役作りに挑んでいた。

実力とカリスマ性を兼ね備えた3人が、“前作超え”の気迫とともに新たな伝説を刻む。今から公開が楽しみで仕方ない!

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