股間ギリギリノーパンドレス、一般人に浸透は危険すぎ!?
プランジング・ドレスで乳首や横乳のポロリ、そして大胆スリットやカットアウトのドレスでパンツ露出のリスクがつきまとうドレスは、いまや当たり前の世界だ。
昨今では、新進気鋭のモデルやシンガーの肌露出は年々過激になっており、2014年にはケンダル・ジェンナーが、左右の腰骨までスリットのはいった先取りドレスで登場。
昨年ケンダルは、レースやジュエリーなどで局部や乳首を隠す以外は、身体の大部分がスケスケで露出している、裸同然のドレス姿で再びメディアの話題をさらったが、今年は、カンヌ国際映画祭で弱冠19歳のベラ・ハディッドが、股間ギリギリまでスリットのはいったノーパンドレスで「最もセクシーな女性」と絶賛された。
またキム・カーダシアンに見られるような、V字のハイカットで局部をギリギリ隠したボディスーツに、透ける素材のオーガンジー・ドレス。またヴェネチア国際映画祭では、イタリア人モデルのダヤネ・メロとジュリア・サレーミが、ビキニ跡までくっきり見えてしまうような、局部ギリギリのスリット・ドレスで世間をあっと驚かせた。
しかし、これらは瞬く間に今年のトレンドになったようで、レッドカーペットだけではなく、パーティドレスやビキニ、そしてウエディングドレスにまでトレンドが浸透している様子。
さすがにウエディングドレスの局部カットはV字のハイカットにはなっていないが、イギリスのファッション・ウィークでは、水着のボディスーツの上はレースのみ、という露出度合いのウエディングドレスを着たモデルたちが、今年のトレンドとしてランウェイを歩いた。
昨年の裸ドレスについてベテランのファッション・デザイナーたちが、「見せすぎて、想像力をかきたてない」と批判したが、今回の股間露出ギリギリのノーパンドレスについては、「ドレスのスリット部分が風などの影響でめくれた場合に備えて、股間部分にシールなどを装着してカバーしているケースが多い」
「しかし一歩間違えれば局部露出の大惨事になりかねない。公の場にはふさわしくない上に、一般人が着るのは、あまりに危険すぎる」とスタイリストのナオミがデイリー・メール紙で警鐘を鳴らしている。
まるで露出大会のようなドレスが流行した後、これ以上見せるものがないドレスは、コンサバ路線に逆戻りするのか。露出大好きなアメリカでさえも、日本文化に見られるような隠す美や、アメリカの古き良き文化を懐かしむ声も多く、早くも来年のトレンドに注目が集まっている。【NY在住/JUNKO】