イ・ビョンホン、悪役オファーに不機嫌だった!?
イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホという韓国トップ・スターの豪華競演で話題を集めている『グッド・バッド・ウィアード』(8月29日公開)。公開が迫った27日(木)に新宿バルト9にて舞台挨拶付き特別上映会が開催され、キャスト&スタッフが登壇した。
会場はもちろん満席! イ・ビョンホン、チョン・ウソン、キム・ジウン監督の3名が登場すると大きな歓声が響き渡り、俳優両名の相変わらずの人気が伺えた。まず、チョン・ウソンが「皆さんの前でこうして挨拶できることが嬉しい」と挨拶し、イ・ビョンホンが「私の映画人生において意味のある作品がまた1つ生まれました」と続けた。
本作は賞金ハンターのグッド(チョン・ウソン)、ギャングのボス・バッド(イ・ビョンホン)、間抜けなこそ泥ウィアード(ソン・ガンホ)たちが宝の争奪戦を繰り広げるアクション活劇。馬に乗りながらの激しい銃撃戦も見どころだ。グッド役のチョン・ウソンは撮影途中に手首を骨折するという事故に見舞われたそうだが、「自分たちが表現したかったことすべて描かれていたので、苦労が報われました」と、満足の笑みを浮かべた。
また、バッド役のイ・ビョンホンについて監督から「キャスティングの段階でイ・ビョンホンはちょっと不機嫌だった」という意外なコメントが飛び出した。二の足を踏む彼に「素のまま演じれば悪役になれるよ」とアドバイスしたそうだが、そんな監督のコメントに本人はこう反論。
「『甘い人生』(05)という映画を撮ったときに、監督がどれほど俳優をこき使うかということを知ったので、また監督と仕事をするべきかどうかを悩んでいたんです(笑)」とイ・ビョンホン。韓国では『良いヤツ、悪いヤツ、変なヤツ』というタイトルが付けられており、その語尾に「“酷いヤツ(監督)”を加えたいと思います」と、会場を和ませた。
スペシャル・ゲストとして、日本語版のエンディング・テーマ曲「鬼ゴロシ」を歌うORANGE RANGEのRYOが駆けつけ、3人に花束を贈呈。もともとアクション映画好きだというRYOは「記憶に残るアクション映画になった。2回、3回観たくなる!」と映画の魅力をアピールした。
残念ながら、ソン・ガンホは撮影のため来日できなかったが、この3人が繰り広げるハチャメチャ活劇は是非大きなスクリーンで!【取材・文/新谷里映】