プリキュア声優4人が揃って仰天!「ドッキリかと思った」こととは!?
人気声優の高橋李依、堀江由衣、齋藤彩夏、早見沙織が出演している「魔法つかいプリキュア!」。この度、劇場版『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』(公開中)のPRで、彼女たちの4ショットインタビューが実現!貴重なこの機会に、彼女たちはどんな話を語るのか!?
取材中、まるで女子会のようなにぎやかな雰囲気でアフレコ現場を振り返る4人。中でも、彼女たちが口を揃えて驚いたというのが、『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』(10月29日公開)で、みらい(高橋)、リコ(堀江)、ことは(早見)に加え、齋藤演じるモフルンまでもがプリキュア“キュアモフルン”に変身するという展開だ。
高橋「噓でしょ!って思いました。プリキュアが増えるなんて」
早見「私もビックリしました。でもキュアモフルンのビジュアルは早くから見せていただいていたので、この可愛いルックスに(齋藤)彩夏さんの可愛い声が付くとどうなるのか楽しみでしたね」
堀江「私もキュアモフルンの顔のパーツとか口の形とかモフルンそのまんまで、本当に可愛いなって。ビジュアルを見た時、顔がモフルンのままだなって思わなかった?」
齋藤「目とか鼻の位置がそのまんまなんだよね。私が演じるなんてずっとドッキリだと思ってたぐらい(笑)。田中裕太監督からキュアモフルンをできるか?っていうチェックがあったんだけど、監督まで私のことダマそうとしてるなって(笑)」
堀江「そのチェックって、『モフルンが人になれるのか?』みたいなこと?」
齋藤「そうそう。『モフモフモフルン!キュアモフルン!』って名乗るセリフをかっこよく言えるかっていうチェックだったんですけど」
高橋「チェックするのはそのセリフなんですね(笑)」
齋藤「みんなみたいにかっこいい“名乗りセリフ”がないの(笑)。でも、台本を読んだり、予告編を録ったりしてようやく真実味が増してきたというか」
早見「実際アフレコの時に、彩夏さんの『モフモフモフルン!キュアモフルン!』っていうセリフを聴いて、現場一同『かわいい~』ってなってましたよ。やっぱりちょっと演技を変えてるんですか?」
齋藤「じつはあんまり…(笑)。少しだけ気合を入れてる感じかな、『モフー』って感じだと弱そうだから『モフ!!』って。田中監督からは『すごくかっこよくして』ってディレクションがあったけど、最終的に『1周回ってそんな感じが良い』って言ってもらえたから良かったです」
またストーリーに関しても、これまでの劇場版と一味違い、TVシリーズと地続きになっている本作。そのため、いつも通りの雰囲気で進んだというアフレコ現場だが、じつはミラクルな出来事があったと4人は言う。
高橋「単独映画というと、スピンオフのような、TVシリーズから独立しているイメージがあったのですが、今回の映画はTVシリーズとしてどこに入れても話が成立するというか、本編の延長線上にあると感じています。これで『魔法つかいプリキュア!』の世界がさらに広がりますね」
早見「確かに!劇場版でも設定とか、みんなの関係性はまったく変わらない」
堀江「はーちゃん(ことは)が映画初登場になるけど、いつも通りっていう感じだったよね?」
齋藤「ずっと一緒にやっていたから、まったく初登場って感じしなかったね。本人的にはどう?」
早見「私は春映画に出られなかったので、やっぱり嬉しかったですよ。でも田中監督からも、『みらい、リコ、ことはに関しては、新しいものをつくろうとするよりは、TVの流れをそっと汲む感じで』っていうディレクションがあったおかげで、現場も和気あいあいで、いつも通りやれましたよね」
堀江「現場といえば…」
一同「肉まん!(笑)」
堀江「魔法学校の校長先生役の内田夕夜さんが、イベント帰りに大きなキャリーバッグいっぱいに肉まんをつめて、現場全員に差し入れをしてくださったんです」
早見「あのキャリーバッグ、3泊4日いけるくらいの大きさですよね」
高橋「その中から大量の肉まんが出てきて、しかもホカホカ! (笑)」
早見「内田さんになんでホカホカなのか聞いても『魔法だよ』としか言ってくれなくて…」
齋藤「みんな本当に魔法使いなのか…?って思ったよね(笑)」
「魔法つかいプリキュア!」にピッタリ(?)なエピソードも飛び出したところで、最後に、劇場版21作目を迎え、少女向けアニメとしてはすっかり長寿シリーズになった「プリキュア」の魅力を改めて語ってもらった。
堀江「やっぱり普通の女の子が変身できるところがすごく憧れますね。しかも変身して悪者を倒すっていう、何か選ばれた感じも含めて、登場人物たちはすごく羨ましいなって思います。私自身、子どもころに何かに変身することに憧れていたので」
早見「その気持ちわかります!『プリキュア』には夢や憧れがつまっていて、子どもたちにはもちろん、今の私が見ても響くようなメッセージがあることが魅力だと思います」
齋藤「大人になると気恥ずかしくて言葉にできないことをきちんと言ってくれるところがグッとくるよね。言葉遣いもすごく綺麗だし、そういう部分で大人からの支持も厚いのかなって」
高橋「『プリキュア』は毎年設定が一新されるので、その年ごとにチームの雰囲気があり、それが、『プリキュア』シリーズとしての新しい可能性に繋がっているなあと感じています。今回の劇場版も、ペンライトでの応援といった伝統を受け継ぎつつ、どのシリーズとも違った私たちの『魔法つかい』らしさを詰め込んでいけるのって、『プリキュア』シリーズの良さなのではないでしょうか」
【取材・文/トライワークス】