松居大悟監督が蒼井優を「規格外!ゴジラ的存在」と絶賛
第29回東京国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門出品作『アズミ・ハルコは行方不明』(12月3日公開)の記者会見が10月30日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。太賀、葉山奨之、松居大悟監督が登壇した。松居監督は主演の蒼井優について「ケタが違うというか、バケモノのようなゴジラ的な存在だなと。規格外でした」と絶賛した。
葉山は「元々、蒼井優さんのファンだったので、一緒の作品に出演できたことが良かったなと思って」とうれしそうな笑顔を見せた。
『アズミ・ハルコは行方不明』の原作は山内マリコの同名小説で、OL失踪事件の背景と行く末を、時系列を織り交ぜて描く青春映画となっている。主人公の春子を蒼井優が、彼女の行方を捜すグラフィティアートを拡散させる20歳の少女を高畑充希が演じる。太賀と葉山奨之はグラフィティアートを描くユニット「キルロイ」役を演じた。
太賀はハジけた演技を見せた高畑をこう称えた。「普段は演じた愛菜とはかけ離れていて、地に足がついた女性です。高畑さんも悩んでいたと思うんですが、説得力をもって対峙してくれたので、愛菜に助けられた部分が多かったのかなと思います」。
第29回東京国際映画祭は、10月25日から11月3日(木・祝)の10日間にわたり、六本木ヒルズをメイン会場に、EXシアター六本木、東京国立近代美術館フィルムセンター、歌舞伎座、東京国際フォーラムで開催中。【取材・文/山崎伸子】
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